カリタス女子の図書室。

先日、学校説明会でカリタス女子に行った。

職員室のすぐ前にあるコーナー。

気軽に質問できるスペース。

この距離感が、この学校の良さのひとつ。

職員室のフロアから見た図書室。

職員室のフロアから見た小さいほうの中庭。

職員室のフロアから見た大きいほうの中庭。

明るく清潔で、大きな中庭の緑がよく見える一階。

図書室は、その大きな中庭に面している。

紺野美沙子さんも卒業生だったのか。

貴重なものを展示して下さっていた。

私は、この図書室でこのコーナーを見るのが好きだ。

名作『アルジャーノンに花束を』があった。

このレイアウトひとつでも、そう簡単なことではない。

司書の先生が、時間をかけて作り上げたスペースだ。

『１００分　de　名著』を取り上げ、その原作本も置いていた。

授業との連携。

工夫しているなあ。

書棚の高さを考え、あまり高いところには配置せず、種類別に

色も分けてある。

蔵書は、約４０，０００冊。

ここ数年で、４０，０００冊まで増やした。

司書の先生は、このくらいがいいとおっしゃった。

本の揃え方のバランスが良い。

私の感覚でいうと、３０，０００冊以上あれば、揃え方にもよる

が、充分だと思う。

４０，０００冊を、綺麗に、しっかり管理するのはなかなか大変

なことだ。

しっかり管理できていなければ、このようなレイアウトは、でき

るものではない。

随所に、生徒の学力向上、生活、状況に寄り添う仕掛けが

ある。

その工夫には、いつも頭が下がる。

落ち着いた雰囲気。

生徒がちょっと心を休める居場所でもある、空間の役割が

よくお分かりになっている。

この図書室に来ると、毎回撮ってしまうスペース。

充実した洋書の一部。

段階別に、選びやすく並べてある。

学校の中心部分に位置し、どこからでも見える図書室。

この学校が、図書室をどういう存在として考えているか

よく分かる。

そして、そこは、司書の先生の思いの込められた、あた

たかく、知的な場所。

何度来ても、ほっとする図書室だ。