空の魅力。
5月24日(金)。
午前1時35分。
ベランダに出た。
月齢15.0の満月。
私のスマホではこれが限界だが、静かで美しい空だった。
この日(5月23日)の夕方、夕焼けがとても綺麗だったようだ。
たくさんの方が、その写真をアップしていた。
私が、6年生の上のクラスに、
『 過去にない新しい価値を生み出すために、しっかり失敗を
重ねていけ。 』
という文章の記述を解説している時間に、空は雄大な一瞬の
ドラマを展開していた。
見たかったなあ。
5月24日(金)。
朝8時半すぎ。
久しぶりに、多才女子からLINEが入った。
『お久しぶりです。
寒暖差が激しい季節ですが、お元気でしょうか?』
多才女子らしい、気遣いの文から始まった。
『帰り道に町田駅で素敵な夕焼けが見えたのでつい写真を
撮ってしまいました。
空のグラデーションと雲の形がとても綺麗だったので送りま
す。』
『近くに空を撮っている人が数人いて、空の魅力を感じまし
た。』
素敵な文章を書く高校1年生になっていた。
『実は今日は体育大会です!
S1は騎馬戦なので頑張ります。』
おぉ~。
決戦の日の朝(笑)に、送ってくれたのですね。
『体育の時間に練習しましたが女子だけの騎馬戦はかな
り怖いです(笑)。
でも、気合いで置いて行かれたくないので私も全力でいき
ます。』
お茶目な多才女子なら、きっと楽しんでやり切るだろう。
送って下さった写真がこちら(もちろん掲載の許可は得て)。
街の明かりの向こうに見える茜色の雲。
いや、正確に言うなら、グラデーションの中には、臙脂
(えんじ)も、珊瑚珠(さんごしゅ)も、浅緋(あさあけ)も
感じる。
空と雲の境目には、若紫(わかむらさき)も感じる。
素晴らしい夕焼け。
見られなくて残念と思っていただけに、とても感激した。
多才女子の気持ちが嬉しかった。
『空の魅力』。
本当に、空には、そして雲には、一瞬にして人を惹き
つける不思議な魅力がある。
ちなみに、多才女子のクラスは、騎馬戦で優勝した
と報告があった。
やっぱり、やる時はやりますねぇ。