4月27日(土)。 雲の写真。大谷翔平選手の姿勢。 | おかぽの中庭

4月27日(土)。 雲の写真。大谷翔平選手の姿勢。

 

4月27日(土)。

 

 

夕方、新中学1年生の教え子から、

 

「おかぽー!

めっちゃ綺麗なそら見つけた!」

 

と、この写真が送られてきた。

 

 

 

この日、ずっと自宅で問題集を見たり、録画を観たりしていて、

夕空を見忘れていた。

 

 

 

嬉しかった。

 

 

 

 

この教え子は、3月20日にも、

 

「おかぽは雲好きって聞いたので。」

「グラデーションしてた!」

 

と、こんな写真を送ってくれていた。

 

 

 

グラデーションがいい。

 

 

 

 

感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本時間4月22日(月)、大谷選手が松井選手の持つメジャー

通算175号を抜く176号ホームランを打った打席で、実況の

紹介したエピソードが、今週話題になった。

 

実況のジョー・ディビス氏の紹介したエピソードは次のようなも

のだった。

 

 

 

 

ー大谷選手が、エンゼルス入団時のスプリングキャンプで身体

測定を行った時、ひとつを除いてすべてトップだった。

そのひとつは、垂直飛び。

 

誰もそのことを気にしていない中、大谷選手はその結果が平均

以下だったことが納得できなかったようで、1か月後に再び測定

した時には30センチも記録を伸ばした。

 

大谷選手は、その1か月の間に、垂直飛びについてさまざまに

調べ、YouTubeの動画なども見て、体の使い方や筋力アップに

ついて研究して、その結果を出した。ー

 

 

 

 

 

ジョー・ディビス氏は、彼の負けず嫌いな性質や、ひとつのことを

克服するために陰の努力を怠らない向上心について述べ、彼の

人としての姿勢の素晴らしさを絶賛した。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ、私がこのエピソードをここに書いたかということだが、受験

に通じるものがあると感じたからだ。

 

 

 

生徒一人一人、個性があり、得意・苦手がある。

理科が苦手ならその分社会科で得点を取る、国語が苦手なら、

他の3科目でその分をカバーする、人それぞれだ。

 

だが、難関校、最難関校への受験だとそうはいかない。

 

大きな苦手科目は、そのまま不合格につながり、苦手分野の多

さは、得点の不安定さに直結する。

 

 

 

 

 

大谷選手のエピソードから学ぶべきは、彼の姿勢なのだが、そ

こには、単なる負けず嫌いとか、単なる努力家とかでは片づけ

られない、強い信念を感じる。

 

『やるなら一流になりたい。』

 

という、自身に課した高い理想を感じる。

 

 

 

 

 

『垂直飛びで、チームの一番になりたい。』

 

のではない。

 

『足りないことに対して努力しない自分であってはならない。』

 

という信念を感じるのだ。

 

 

 

 

その結果、1か月で30センチ記録を伸ばしてしまうのは、大谷

選手の持っている能力の高さであって、誰でもできるわけでは

ないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

しかし、最難関校を受験することに対して、自分はどのくらい

高い目標を掲げ、そこに向けてどのような努力をしているか。

 

そこに揺らぎがある生徒、中途半端な生徒は、今まで30年ほ

ど受験生を見てきて、大体良い結果には至らなかった。

 

 

 

保護者に言われて仕方なくやる姿勢にも、保護者に言われ

て何だか腹が立ってやらない姿勢にも、信念を感じない。

 

 

 

保護者のサポートも、講師のアドバイスも、すべて自分のも

のにして、成長していく受験生には、強い信念とそれに伴う

行動がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやはや、本当に途轍もない選手を、我々は目撃している。

 

 

高き理想を掲げる大谷選手は、まだまだ活躍してくれそうだ。

 

 

そう確信させてくれるエピソードだった。