コメダで。 そして、金足農の快進撃。
午後、コメダで採点をした。
昨日までとはうってかわって、蒸し暑い空気に変わってきた。
それでも、気温は上がらず、苦しくない動きができた。
お客様の入り具合は、八割ほど。
今日は、昨日まで二日かけて解説した、入試問題演習の採点。
この問題は、毎年この時期に行う問題で、細部までしっかり読み込んでいなければ、問いの意味すら分からない難問であり良問だ。
昨日、全部を解説し終わった時、多くの生徒から、
「そうか、そういうことか。やっぱりちゃんと読めていないとだめなんだね。」
という感想がもれた。
およそ2時間かけて、採点を終えた。
読むことの深さ、面白さを、彼らはつかんでくれたと信じたい。
午後8時。
店内は、少しすいてきた。
私も、仕事を終えて、店を出た。
明日からの4日間で、夏期講習の全日程が終わる。
最後の4日間の後半(23日、24日)も、台風19、20号の影響を受けそうだ。
高校野球も、明日が決勝。
2018年の夏も、終わりに近づいてきた。
高校野球といえば、秋田県立金足農業高校が、ついに決勝戦まで駒を進めた。
報道によると、公立高校が決勝戦に進んだのが11年ぶり。
秋田県勢の決勝進出は、何と第1回大会(1915年 秋田中)以来、103年ぶりとか。
秋田大会から、選手交代なく、固定のメンバーで戦ってきたという金足農。
この快進撃のかげには、秋田県の『秋田県勢甲子園ベスト4プロジェクト』という、県をあげての長い取り組みもあったようだ。
地元中学出身者のみで構成された、本当の地元のチームの快進撃に、秋田はかなり盛り上がっているそうだ。
予想していなかった決勝進出に、学校の予算が大幅に足りないと聞くや、地元の方々が大勢学校に寄付に行く姿がニュースで流れ、あの日本農業新聞も、初めて本格的に高校野球の取材に動いているようで、地元は『東北初の優勝』を願っている。
当然、甲子園のほぼ地元である大阪桐蔭も、二度目の連覇という偉業に向けて応援にも熱が入ることだろう。
どちらに知り合いがいるわけではないが、このような状況を知ると、やはり金足農に勝ってほしいと願うのは人情だろう。
大阪桐蔭も、立派な野球をやり続けてきているチームだが、条件的に不利な公立高校が私立の強豪校に立ち向かうというのは、それだけでドラマチックである。
ずっと一人で投げ続けてきた金足農の吉田投手は、体力的に大丈夫かという不安もあるが、金足農が勝つためには吉田投手の力投も不可欠だが、打撃陣がコンパクトに振りぬいて、大阪桐蔭の投手から着実に得点を積み重ねることができるかどうかにかかっている。
大振りせず、今日までより一段と集中を高めて、吉田投手を援護できれば、勝機は必ずある。
記念すべき100回大会に、滅多に出てこない公立の、農業高校が決勝進出。
明日の試合が、楽しみである。