「ぶーんっ」

「ぶーぶーーんっ」

「ぶーんぶーんっ」

「ぶーぶーぶーんっ」

「ぶっぶっぶーーんっ」

あれっ…?
ここって…?
サーキット?
って錯覚
するようだったよ
レースを
していたのは
こちらの
みなさんだよ



もっと
たくさん
いたんだよ
クマバチさんが

フジの花が
咲き始めて

辺り一面
花の香りが
広がって

クマバチさんが
蜜集めに
大忙し
だったよ

目を閉じたら
サーキット
だった
けどね~

羽音が
すごかった

そんな
藤棚の下で
日に当たると
弱る…
私…

クマバチとフジの花は
切っても切れない
関係なんだって

フジの花の蜜を
集められるのは
クマバチ
だけなんだって

だからか
今日は
すごかった

すごいね
クマバチとフジの花

彼女と
私の関係は
どうだろうなぁ