こんにちは。食空間コーディネーターの湯浅靖代です。
「私、京都で生まれ育ったけど金閣寺や清水寺に行った事がない」と、
以外にもこんな人もいます。
私も京都に住みながら京都の事がわかってない・・・
京都の人ってどう思われてるんだろう・・・と思ってました。
そこで、今の私のキモチに答えてくれる本と出会いました。
元作詞家、エッセイイスト 麻生圭子さんの本。
麻生さんは東京育ちですが十数年前から京都のしかも町家に住んではります。
京都の人にとって町家なんてかつての日常すぎて、時代の移りかわりによって
土間の台所や、高い天井で暖房も効かないなど、その不便さが際立つばかりで
敬遠され今や粗末に壊されていく結果に至っています。(一部は飲食店などで
再生してますが)
その町家暮らしを実際にされ、京都人以上に京都な人の麻生さんは、町家文化の
大切さや、京都の行事、文化、きもの・・・はては京都人の特性まで感じたまま
書かれていて、忘れていた京都を思い出させてくれたそんな本です。
その軽やかでスーッと体内に入ってくる文章にすっかりファンになってしましました。
また、写真以外のたくさん本を出されています。
街でばったり麻生さんに会ったりしないかなー。