http://news.jkn.co.kr/article/news/20140404/3870942.htm
アジア開発銀行、韓国の経済成長率、アジア主要国のうち最下位予想
2014.04.04 10:45
政情不安に包まれた、タイ、パキスタン、台湾が韓国より順位が低く
11カ国のうち、昨年10位...今年は8位
今年の韓国の経済成長率は、アジアの主要11カ国のうち最下位にとどまると予想された。
4日、韓国銀行が入手したアジア開発銀行（ADB）の「アジア開発展望」の最近の報告書によると、韓国の今年の成長率見通しは3.7％だ。
これは昨年の成長率（2.8％）より1％ポイント近く高い水準だが、韓国経済に対するADBの成長率見通しは、日本を除くアジア圏の国内総生産（GDP）上位11カ国のうち8番目にとどまった。
国別では、中国の成長率見通しは7.5％で最も高く、フィリピン（6.4％）、インドネシア（5.7％）、ベトナム（5.6％）、インド（5.5％）、マレーシア（5.1％）、シンガポール（3.9％）などの順である。
政情不安に包まれたタイ（2.9％）とパキスタン（3.4％）、台湾（2.7％）の3カ国が韓国より低かった。
ADBは、今回の報告書では、域内加盟国48カ国のうち、先進国に分類される日本、オーストラリア、ニュージーランドを除いた45カ国の今年の平均成長率を昨年（6.1％）より高い6.2％と予想し、「アジアの発展途上国が先進経済圏の回復に安定的な成長が期待できる」と分析した。
これに伴い、報告書は、韓国経済の今年のリスク要因としては、日本の円に対するウォンの価値の切り上げとこれによる輸出競争力の低下の可能性を挙げた。