シュール&リアル+プラス。 | ☆FLOWERS・・・☆

 

『昔話法廷プラス』の

さるかに合戦裁判を観た。

 

シュールだ。とてもシュールだ。

裁判の途中に臨時ニュースとして

本物のアナウンサーと解説委員が

登場した事でシュール度はMAX。

この世界観好きだ!(笑)

 

そして晟周くんの”子ガニ”。

母親たちを殺された悲しみと

猿への憎しみが静かなトーンから

強く伝わってきて凄く好きだ。

 

でもカニの姿から晟周くんの声が

聞こえてくるのはやっぱシュールだw

 

 

今回も観ながらまるで自分が

裁判員になったかの様に考えていた。

猿は死刑にすべき?それとも無期懲役?

自分だったらどっちを選ぶだろう。

 

そして番組ではやらなかったけど

この事件、実際はどんな判決が

下されるのだろう?

 


解説委員の説明によると、

殺人罪で被害者が3人の場合は

「死刑」 か「無期懲役」かに

判断が分かれるらしい。

 

どっちになるかはその他の要素

 

・経緯、動機

・残虐さ

・遺族の処罰感情

 

などが決め手となるそうだ。

 

動機→身勝手だよね

残虐さ→殺し方がひどい

遺族の処罰感情→死を強く望んでる

 

…という事は被告は死刑になる

可能性は高いのかもしれない。

 

法廷での被告は反省している様にみえた。

遺族の息子には匿名で仕送りもしてたそう。

そう考えると死刑はどうなのかなと思う。

…しかし本当に心から反省してるのか

どうかまで見抜くことは出来ないと

解説委員は言う。

 

もし仕送りが自分の刑を軽くする為に

やっていた事だとしたら・・・

 

裁判は法廷で見聞きした事を元に

"罪の重さ"で判断をすることが

大事らしい。

 

「人を裁くのではなく罪を裁く」

by 解説委員のおじさま。


いや〜、勉強になった!!

 

注・さるかに合戦の話です。

(「被告」とか「遺族」とか…笑)

 


しかし子ガニは猿を殺さず

思いとどまって良かったなと思う。

殺してたら…子ガニも逮捕じゃん?

たとえ復讐でも殺人は殺人じゃん?

(殺猿というべきか。)

 

「猿は死んでしまいましたとさ。

おしまい♪」

 

…いや、ダメでしょ。


っていう!!

(昔話によくあるパターンだけどw)


実際、芥川龍之介が書いた『猿蟹合戦』は

猿殺しの主犯格の子ガニが逮捕されて

死刑になるという内容らしい(笑)

ダークというかリアルというか…

ちょっと読んでみたくなった!(笑)

 

子ガニが思いとどまった理由も

解説委員の方は指摘していた。

それが"子ガニの迷い"だとしたら、

また判決は違ってくるそう。

自分は迷いだと感じたな。


 

↑以前、観た時に書いたやつ。

(子ガニ、シャキ〜ンのポーズ!笑)