『昔話法廷プラス』の
さるかに合戦裁判を観た。
シュールだ。とてもシュールだ。
裁判の途中に臨時ニュースとして
本物のアナウンサーと解説委員が
登場した事でシュール度はMAX。
この世界観好きだ!(笑)
そして晟周くんの”子ガニ”。
母親たちを殺された悲しみと
猿への憎しみが静かなトーンから
強く伝わってきて凄く好きだ。
でもカニの姿から晟周くんの声が
聞こえてくるのはやっぱシュールだw
今回も観ながらまるで自分が
裁判員になったかの様に考えていた。
猿は死刑にすべき?それとも無期懲役?
自分だったらどっちを選ぶだろう。
そして番組ではやらなかったけど
この事件、実際はどんな判決が
下されるのだろう?
解説委員の説明によると、
殺人罪で被害者が3人の場合は
「死刑」 か「無期懲役」かに
判断が分かれるらしい。
どっちになるかはその他の要素
・経緯、動機
・残虐さ
・遺族の処罰感情
などが決め手となるそうだ。
動機→身勝手だよね
残虐さ→殺し方がひどい
遺族の処罰感情→死を強く望んでる
…という事は被告は死刑になる
可能性は高いのかもしれない。
法廷での被告は反省している様にみえた。
遺族の息子には匿名で仕送りもしてたそう。
そう考えると死刑はどうなのかなと思う。
…しかし本当に心から反省してるのか
どうかまで見抜くことは出来ないと
解説委員は言う。
もし仕送りが自分の刑を軽くする為に
やっていた事だとしたら・・・
裁判は法廷で見聞きした事を元に
"罪の重さ"で判断をすることが
大事らしい。
「人を裁くのではなく罪を裁く」
by 解説委員のおじさま。
いや〜、勉強になった!!
注・さるかに合戦の話です。
(「被告」とか「遺族」とか…笑)
しかし子ガニは猿を殺さず
思いとどまって良かったなと思う。
殺してたら…子ガニも逮捕じゃん?
たとえ復讐でも殺人は殺人じゃん?
(殺猿というべきか。)
「猿は死んでしまいましたとさ。
おしまい♪」
…いや、ダメでしょ。
っていう!!
(昔話によくあるパターンだけどw)
実際、芥川龍之介が書いた『猿蟹合戦』は
猿殺しの主犯格の子ガニが逮捕されて
死刑になるという内容らしい(笑)
ダークというかリアルというか…
ちょっと読んでみたくなった!(笑)
子ガニが思いとどまった理由も
解説委員の方は指摘していた。
それが"子ガニの迷い"だとしたら、
また判決は違ってくるそう。
自分は迷いだと感じたな。
↑以前、観た時に書いたやつ。