先日、江戸東京博物館で開催中の
「大浮世絵展」へ行ってきました!
歌麿、写楽、北斎、広重、国芳という
有名浮世絵師達の作品が一挙に大集合。
平日だったのにもかかわらず会場内は
大がつく混雑ぶり。驚きました。
そして何より展示作品数にびっくり。
絵師ごとのブースに分けられていて、
1人につき30作品くらい展示されてたかな?
見応えが半端ぬぁ〜い!…途中、何度か
休憩を入れました。休憩というよりも
倒れこんだカンジでしょうか?(笑)
(会場内のソファーにヨロヨロ着席w)
浮世絵に関してドがつくほどの
初心者のわたくしですが・・・
めちゃめちゃ面白かったです。
以下、初めて浮世絵というものを
初めて見た自分の浅い感想(笑)
・歌麿→美しい、繊細、エロス
・写楽→面白い、迫力、顔
・北斎→綺麗、美しい、波
・広重→綺麗、美しい、雪
・国芳→面白い、奇抜、猫
それぞれの個性の違いが
面白かった!!
で、やはりヒイキ目(?w)で
写楽の作品を1番じっくりと
見てきちゃったんだけど・・
好きです!!
写楽の絵!!
写楽が描くのは、役者の絵。
モデルとなった役者さんの顔や表情に
それぞれ特徴があって、あぁ実際に
こういう顔をしてたんだろうな〜と
伝わってくるのが面白かった!
彗星のごとく現れ、
何十枚もの絵を売り出し
一躍人気になった写楽さん。
しかし顔の特徴をやや誇張して描くので
("鼻が大きい"とか"受け口"だとか)
モデルとなった役者や、そのファンから
ブーイングを食らっていたそうな(笑)
当時、役者の絵は実際よりも美しく
描くのが常識だったそう。
え〜!!
リアルに描かれてるのも
面白いじゃんね〜!!
って自分は思ったけど。
でも実際、好きな役者の顔を
どこか誇張されて描かれていたら
ちょっと待て!!
こんな顔じゃないだろうよ!?(怒)
と怒りたくなるのかもしれない。
…ですねぇ。
なりますかもねぇ。
(ファン側の気持ちになり
想像してみましたw)
10か月という短い期間で
140枚もの絵を売り出し
消えていった写楽。
"東洲斎写楽"という人物は実際に存在せず、
誰かかその名を名乗り活動してた説が
有力だそう。
その人物は能役者の"斎藤十郎兵衛"では?
と言われているけれど、それも定かでは
ないらしい。
なので「写楽の正体は北斎だ!」とか
今も様々な説が囁かれているそう。
う〜。謎すぎる。
そしてロマンを感じますな。
ところで浮世絵を見ていると
妙に和む自分がいました。
ずっと眺めていられる感じ。
ハ、ハマりそう・・・(笑)
グッズ売り場で図録が売られてたんだけど
思わず買っちゃいそうだった・・(笑)
ポストカードで
我慢しといたけど。
いや〜。
日本人ですねぇ〜(笑)
14時頃、入館したはずなのに
帰る頃はすっかり日が暮れていました。
どうやら「大浮世絵展」の中に2時間近く
滞在していたっぽい。どんだけ(笑)
江戸東京博物館。
じっくり観たいのなら
最低でも半日は必要かも。
2〜3時間じゃ全然足りなかった。
常設展のチケットも買ってたのに
時間が無くて観られなかった。
これは痛恨のミス・・!!(笑)
また日を改めて来たい!
大浮世絵展。
5月公開の『HOKUSAI』に向け
ちょっと予習になったかな(^^)
この今も謎に包まれている写楽を
晟周くんが演じたのか・・と
ますます楽しみになりました。
生まれや育ちすら謎の人だから、
どんな人物像で描かれているんだろうと。
晟周くん曰く「お久しぶりのタイプ」と
いう事なので過去に演じてこられた役の
誰かに似てるんだろうなぁ。
ミステリアス系かなと思ってきた。
(ミステリアス系……誰だ?)
で、一つ思い出した事がある。
ざっくりすぎた表現が、
逆にドンピシャで当たっている!(笑)
(撮影した時は10代だったと
いう所はハズレているがw)