【きのこ雑炊】家族ゲーム鑑賞会2018⑩【4人前で】 | ☆FLOWERS・・・☆

ドラマの放送があった次の日、
当時勤めてた会社の先輩と昼休みに
「観た?」「観た観た〜」って
よく感想を話しておりました。

最終回の次の日もいつも通り
感想を話していたんですけど
その時に先輩が、

「"田子雄大として心から笑った"の所
終わって欲しかったんですけど〜」

「私的には腑に落ちてるん
ですけどぉぉぉ〜?(怒)」

と怒っておりましたw

慎一がラストで『腑に落ちないことが
あるんですよね』って言い出したのを
わざわざ蒸し返さなくて良いのに!
スッキリ終わらせてほしかった!
と。


それを急に思い出しました!(笑)



あのラストって
賛否両論だった??

私はあの謎を残すラスト結構好き。
でも水上沙良が慎一くんに話した
8年前の話は真実だと思ってる。

ラストの「いいねぇ〜」は想像力が
ついた慎一くんに対しての言葉
だったんじゃないかなぁと。

今まで散々騙してきた吉本だから
疑いたくなる気持ちもあるけど!(笑)



最終回。

慎一は水上沙良から
田子が吉本を名乗る理由を知る。

真田くんを亡くした後に教師を辞め、
自ら吉本荒野という悪の体現者になり
悪に立ち向かえる強い人間を
作ろうとしていたこと。

そして彼がさらっと口にする
「俺は人を殺したことがある」は
真田くんの事を指すこと。

つまり田子雄大がそれほどまで
吉本荒野になってる事を意味する。
田子雄大が本当に殺したのは
田子雄大、自分自身だったこと。

絶句し涙を流す慎一。

そして吉本が初日から綴っていた
「家庭教師記録」の存在を知る。

ただ家族を破壊させてるように思えた
今までの吉本の行動の数々はすべて
茂之や、慎一、沼田家を思っての
ことだった。


最初に行動を起こしたのは茂之。
勇気を出し山尾へのいじめを止め、
そんな強くなった自分の姿を家族に
見せることで家族を変えようとした。
(茂ちゃんのこのやり方、かなり
吉本の影響を受けているよねと思う。)

それを見た一茂や佳代子や慎一は
自分達も変わらなくちゃと思った。

いじめを止めさせた茂之が、
影で見守っていた3人に向けて
得意げに「うっす」(?)みたいな
仕草するけどあれ可愛いよね(笑)


茂之「俺さぁ、不思議と先生のこと
嫌いになれないんだよね。
なんでだろ・・」

慎一「・・俺もだよ」

慎一のこの言葉は意外。
聞けて嬉しかったな。


あの大きな家を売り
引っ越した沼田家。
新居は小さなアパート。 

一茂は弁当屋の店長に。
茂之は成邦館高校へ合格。
慎一は高校の編入試験に合格。
佳代子はパートを始めた。

昔と違って慎ましい生活だけど
あったかい雰囲気の沼田家。

部屋には昔、吉本がペンキを塗った
カラフルな納戸が置かれていた。
(佳代子はセンス良いからあれは
普通なら置きたくないハズ…笑)
沼田家の吉本に対する気持ちの様に
感じて泣ける。


そして5月26日。
真田宗多の命日。
吉本に会えるチャンスの日。

カレンダーを確認し、
引き出しからそっと
ナイフを取り出す慎一。

…えっ!?
慎一、もしかして
まだ吉本の事を!?!?

・・って最初観た時は思った。

もしかして、ああ見えて、ず〜っと
吉本を密かに恨んでたのか!?って
びっくりした。


命日で山小屋へ来ていた吉本。
久しぶりに会った吉本に無言で
ナイフを向け殴りかかる慎一。

あんたのやり方は間違ってる!
何故そこまで自分を犠牲にするんだ! 

慎一は田子雄大の中の"吉本荒野"を
殺したかったのかもしれない。

吉本は涙が出てるが無表情。
感情が伝わって来ない。

慎一は詰め寄る。

「あんたのせいで家族に絆が生まれた。
ありがとうございました!!!

お辞儀をする慎一。

一瞬だけフッ…と微笑む吉本。

"田子雄大として、心から笑った"

すごく嬉しかったんだと思う。
でも上手く笑えてない田子の
表情に切なくなった。



……うん。

先輩の言うように
ここで終わりでも綺麗だった
かもしれん!(笑)

でも切なすぎるから最後は
いつもの様に「いいねぇ」で
謎を残して終わるのも
良いんじゃないかな。


ここからは最終回のその後の
自分の見解。


吉本はあの後、
もう吉本荒野を名乗ることを
やめたんじゃないかと思う。
家庭教師もやめた。

そして本名の田子雄大で
いずれは学校の教師に復職
するんじゃないかなと思う。

沼田家は吉本により救われたけど
吉本もまた、沼田家と出会って
救われたんじゃないか・・と
自分は思っている。