映画版・家族ゲームを観てみた。(前編) | ☆FLOWERS・・・☆

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面白かった~!

前観た時は”ドラマと全然違うなぁ”って
思ってあんまりピンとこなかったんだけど
(ちゃんと観てなかったってのもあるけど)
改めて観てみたらすごく面白かったし、
似たシーンがいっぱいあるなって思った。

この感じ方の変化は何だ!

とりあえず映画の全体的な感想は、
「面白い・・けど、何か気持ち悪っ。」
って感じ(笑)もちろん良い意味で。

ストーリーは、
”受験を控えた中学3年生の茂之の元に
家庭教師・吉本が来て勉強を教える。
その中で沼田家の家庭環境の問題も
浮き彫りになってくる・・”

ってドラマ版と大体一緒なんだけど
まず、BGMが一切無いのよね。
映画の中で聞こえる音は人が喋ってる声と
食器をカチャカチャしてる音とかそういう
生活音だけっていうのが独特な雰囲気だった。

あと出てくる人物はドラマと同じだけど
キャラは少し違った様に思う。

例えば家庭教師の吉本。
ドラマ・・闇を抱え謎が多く破天荒だけど
実は常識人なのが見え隠れしてた。
映画・・飄々としてて掴みどころの無い変人。

茂之。
ドラマ・・問題児と呼ばれているけど
実は沼田家で1番マトモな感覚を持ってた。
映画・・問題児でネジが1本抜けてる感じ。
いじめられっ子なのに喧嘩っ早い(笑)

っていう様に微妙に違っていたな。
そして映画版の方が変人度・高!
まぁ、ドラマ版の方は沼田家の”再生”まで
描かれてたから「あれ?結構普通の人達?」
って思えたのかもしれないけど。

そうそう。
映画版の沼田家の人達って、
結局最後まで何も変わらないんだよね・・。

茂之もせっかく志望校に合格したのに
相変わらず授業は真面目に受けてないし
慎一くんも勉強には興味がなさそうで
高校ちゃんと行ってるの?って感じだし。

でも映画の方が原作寄りだよね。
小説も”結局何も変わらない沼田家”
だった気がするから・・・確か。

あのラストシーンは超有名らしいけど
最初観た時は、びっくりした・・(笑)
吉本が食卓をぐちゃぐちゃにするまでは
まだ良かったけどそれだけでは済まなくて
腹パンチやチョップを食らわせて、
沼田家の面々を倒していくとこ(笑)

コントかよ!(笑)って思った。
でもこの映画のジャンルって、
”コメディ”なんだよね。
納得した!(笑)

そして1番最後のシーン。
ヘリコプターの大きな音がしてて
部屋で茂之と慎一が死んだように眠ってて
お母さんもテーブル伏せて寝てしまうやつ。

あれは何を意味してるのか
まったく分からない・・!!

死んではないと思うんだけど、
何か不吉な感じがするというか。
何かの”死”を意味してるのかな。
誰か解説お願い・・という感じです。


しかし松田優作さんカッコいいなぁ。
怪しい魅力のある方だなと思った。

そして茂之役の宮川一朗太さんが
ずば抜けて上手だった!
この作品がデビュー作らしいんだけど
生徒役の中で1番上手だったなぁ。

2013年のドラマ版に板尾さんの同僚役で
出演されていたけど、あれって凄い事
だったんだな・・って今さら感動した。

あと、お母さん役の由紀さおりさんは
保奈美さんとしゃべり方がそっくり!(笑)
画面を見ていなかったらどっちがどっちか
分からないレベルだね(笑)



やっぱりあまり覚えてなかったから
もう1回観れて良かった。

覚えてなかったっていうか、
きっとドラマが終わったばっかりで
冷静な目で観れなかったのかもしれない。

ドラマの方が面白いじゃん!!
って当時は思っちゃったけど、
あっちとこっちは別物だね。

というか、こっちありきの
あっちなんだなと思わされた。
こっちをかなりリスペクトして
あっちは作られたんだな~と。

あっちとこっちの共通点を
たくさん見つけたので次、書こうっと。
(”あっち” ”こっち”良く分からんなw)


後編に続く。