「うさぎ~」感想 その1 | ☆FLOWERS・・・☆

※ネタバレ含んでおります!


ダークファンタジーと聞いていたので

どんなにシリアスかと思いきや

笑いもあり、とっても面白かった!


同じ絵本を読んでも

人の数だけいろんな読み方があるんだな、と。


みんなはどんな読み解きをしたのかな?と

観ているうちに、早く知りたくなってた。


それと同時に、食事会のホントの意図というか

何か裏があって、恐ろしい事が起こるのでは・・

と、最後までドキドキさせられたし

どんでん返しをされたようなラストにもビックリ。

あの終わり方、スキです。ぞくっとした。



・・・というのが、初見の時の感想。



2回目は、オチも分かっているので

それぞれの読み解きに注目しながら観ていました。


うさぎを殺したのは誰か?という所に着目して

この話はミステリーだと考えた八蜘蛛さん。


「うさぎ=人間」と例えて、

これは共食いの話だと読み解いた小野瀬くん。


同性愛者で、まわりと違うことに苦しむ自分を

うさぎに重ねていた茜くん。


などなど、どれも、えぇっ・・・!?と思わせる解釈。


私自身は、間さんの解釈に一番近かったかな。

「人間がんばれば、何とでもなる!」ってやつ。

あの場にいたら、つまはじきにされるのか・・・(笑)



「好きに読めばいいじゃん」


読者だけに限らず、”受け取る側”って勝手だよね。

でも、それでいいのかもなぁ。


ラスト、皆が別れていくシーンで

それぞれグッときたんだけど

私、一番グッときたのがなぜか

鹿山さんと間さんのやり取りなんすよ。


「面白かったら、面白いといいます。

つまらなかったら、つまらないと言います」


ここにグッとくるのもなんか変な見方かなぁ・・(笑)


でも、それでもいいのかも。

好きに観ればいいじゃん!

・・・なんてね。


あー、むずかしい!この感想(笑)


とにかく、面白かったという事と

考えさせられる内容なのに

観終わった後、どよーんとした気分にはならず

むしろスッキリ感があったという事をお伝えしたい!