※ネタバレ含んでおります!
ダークファンタジーと聞いていたので
どんなにシリアスかと思いきや
笑いもあり、とっても面白かった!
同じ絵本を読んでも
人の数だけいろんな読み方があるんだな、と。
みんなはどんな読み解きをしたのかな?と
観ているうちに、早く知りたくなってた。
それと同時に、食事会のホントの意図というか
何か裏があって、恐ろしい事が起こるのでは・・
と、最後までドキドキさせられたし
どんでん返しをされたようなラストにもビックリ。
あの終わり方、スキです。ぞくっとした。
・・・というのが、初見の時の感想。
2回目は、オチも分かっているので
それぞれの読み解きに注目しながら観ていました。
うさぎを殺したのは誰か?という所に着目して
この話はミステリーだと考えた八蜘蛛さん。
「うさぎ=人間」と例えて、
これは共食いの話だと読み解いた小野瀬くん。
同性愛者で、まわりと違うことに苦しむ自分を
うさぎに重ねていた茜くん。
などなど、どれも、えぇっ・・・!?と思わせる解釈。
私自身は、間さんの解釈に一番近かったかな。
「人間がんばれば、何とでもなる!」ってやつ。
あの場にいたら、つまはじきにされるのか・・・(笑)
「好きに読めばいいじゃん」
読者だけに限らず、”受け取る側”って勝手だよね。
でも、それでいいのかもなぁ。
ラスト、皆が別れていくシーンで
それぞれグッときたんだけど
私、一番グッときたのがなぜか
鹿山さんと間さんのやり取りなんすよ。
「面白かったら、面白いといいます。
つまらなかったら、つまらないと言います」
ここにグッとくるのもなんか変な見方かなぁ・・(笑)
でも、それでもいいのかも。
好きに観ればいいじゃん!
・・・なんてね。
あー、むずかしい!この感想(笑)
とにかく、面白かったという事と
考えさせられる内容なのに
観終わった後、どよーんとした気分にはならず
むしろスッキリ感があったという事をお伝えしたい!