9月です

左人工股関節になり5日で一年





未だに人工股関節になってる自分が信じられないですが、
ゆっくり、じわじわ…長い間忘れてた感覚を取り戻し楽しみながら過ごしています

一年前の手術当日、
とても緊張しい
の私なのに何故かいつものようなバクバクする緊張感はなかった記憶があります。

不思議でしたね。
覚悟を決めるってこんなことなのかな?
注射💉一本で手術室へ向かう記憶すらほとんどなく気づけば手術が終わってた
って、

悩んでた日々から考えたら怖いもクソもない夢を見る間もない一瞬の出来事のようで笑っちゃいます

術後は
意識が戻ったら現実に引き戻され、ただ時が過ぎていくのを苦しさと痛みの中で耐えることだけに精一杯の状態でした。
ここで初めて手術をしたんだと実感

あの時間だけは思い出すのも嫌になります。
この一年、
人工股関節が身体に入ったことで、もっと違和感や痛みがあるのかなあ
って思ってたんですけどそれはあまり感じなかったかな(鈍感かも)。

痛みなく歩けるか?と聞かれたら、
正直痛みがないとは言えない

術前の痛みと比べれば雲泥の差ですけどね

私は術前も歩き続ける
ことは出来ました。

そう言っても歩けてるというだけで苦痛
であることに変わりなかったですけど。

一旦腰を下ろしたり、休憩してしまったらもう動けないし
何日も辛い痛みに悩まされてました


今はたくさん歩いても苦痛に感じることはないです

歩いた後でもまた同じように歩けます。
昔から身体が硬かったこともあるんですかね。
爪切りや靴下履きは未だに出来ないし、開きも術前よりは良くなってる気はしますが人と比べれば全然ダメだろうなあ。
日々の努力でまだまだ改善されるならいいですが、
どこまで無理して動かしていいのか退院後リハビリがないので加減がわからなくて、それ以上が出来ません。
現実は術前に描いていたイメージとは良くも悪くも違ったかな

痛みから手術を決断するまでの過程や時期、状態もやっぱり人それぞれ、
同じように手術をしても求めるものも人それぞれなら満足度も術後の経過も人それぞれなんでしょうね。
私は手術して良かった
と

一年経過した今でもその気持ちに変わりはないです。
あんなに術後3ヶ月間仕事を休ませてもらわなければいけないことや家族の負担をずっと心配してたのに…
入院中を含めた3ヶ月間、周りの人にはたくさん大変な思いをさせてしまったけれど、
私にとってかけがえのない、あっという間の時間に思えました。
年老いた両親が私のために一生懸命動き回る姿は幼い頃に見た姿と同じでした。
「自分たちが最後までちゃんと治してやれてたらこんな辛い思いをさせずに済んだ」と病室に来て私に頭を下げた二人の悲しい顔が今でも浮かんできます。
私は
手術の話をされたことで、痛みを繰り返してるのに病院へ行くことさえも拒んだ時期がありました(20~30代)
ブロ友さんとの出会いで手術して普通に歩けることを知りました。
毎日の痛みが辛くなり、手術を前向きに考えて近場の病院で相談したら手術は必要だけれど年齢的に再置換を考えたらもう数年延ばす方がいいと(40代後半)。
病院を変えてやっと一歩踏み出せたら諸事情でやっぱり先延ばし…(50歳になり)
手術して良かった!と思える今ですが、
30年近くも手術から逃げて、決断するまでに時間がかかりすぎたよね。
やっと気を遣わせず歩けるようになれば、
家族の心はバラバラになって離れるばかり。
両親も年老いてくるし…
一緒に出掛けることも難しくなってしまった

うまくいかないものですね。
手術して一年
この一年は自分も必死でした。
家族もそのために頑張ってくれてたのにね

なんでこんな状態になっちゃったかな…
二年目になり少し心に余裕が出来れば何か違ったものが見えてくるかなあ。
せっかく痛みを和らげることが出来たのに心が悲鳴を上げてちゃ何にもならない。
初心に戻って自分らしく一生懸命頑張るしかないですね
