術後10ヶ月を前に | 人生楽ありゃ苦もあるかあ?

人生楽ありゃ苦もあるかあ?

日々の中で感じる喜怒哀楽を書いていきます

クローバー左人工股関節全置換術からあと3日で10ヶ月鉛筆

術後ここまで経過すると、大きな変化はないのでほとんど書くこともなくなってきますね。

昨年の今頃は9月に延期した手術へ向けて準備が始まり、いろんな思いが込み上げてた気がします。

昔の自分のように悩まれてるブログを拝見すると、
あ~そうか!
私もみなさんに助けられたことを思い出します。
こんな私でも何かお役に立てればいいです。

長くなりますので時間のある方読んで下さい。

*私の場合です*

正直手術はやりたくない考えでした。
出来ればやらずに温存で一生を終えたい。
その考えを変えたのはAmebaブログでの出会いです。
ブロ友さんが北から南からいろいろアドバイスをして下さいました。
それなのに気持ちは、
傾いてはやっぱり…と手術を決断出来ず、何年も行ったり来たりしてましたえー?
それが、
あの時なぜか嘘みたいに『今しかない!』と何が起こっても後戻りしない強いものになりました。
不思議なんですけど私の周りもそちらへ向かってぐいーっと引っ張られていくようになり、あんなに迷ってた心も素直に一点へ向かって動いていきました。
これが私のタイミング☆その時☆だったのかもしれないね。


手術に関しては、術後の数日を耐えられるだろうか?
先輩方のブログを読んでそこが一番怖かったところです。
私の術後、
熱は微熱程度、吐き気はどうだったかな?
それよりも口の渇きと喉の違和感がアセアセ辛かったような。

痛みは思い描いていたものとはちょっと違ってました。
脚を少しでも動かすものならズキーン!
術直後からなるべく膝は伸ばして寝るよう言われたけれど、脚枕を挟んで上向きという同じ姿勢は辛く、許可が出て少しだけ曲げてみても痛みが走る!
どうやっても痛い辛い。

ベッドからの移動も両手で術脚を支えて持ち上げながらしか動かせなくて、
それなのに痛みで手が離れちゃって脚をドーンと落としてしまうし。
思わず『う~んえーん
2~3日は愛想笑いも厳しい状態だったなあ。

そうそう!マジックハンドも用意してましたが、着替えはそもそも脚を数センチ上げることすら出来なくてほんと苦労しました。
私はシャワーの介助もなかったから恥ずかしい思いはしなかったけど、ボディーブラシも足先まで手が届かずわりと大変でした。

痛みは日にちの経過とともに少しずつ減っていったけど腫れと睡眠不足は変わらずずっと続きましたぐすん



右差し現在術後10ヶ月
あんなに苦しかった時間の記憶も薄れつつあります。
ほんとは術後もずっとあったかもしれない痛みなのかな?
身体が慣れてきたからか
『ここってこんなに痛かったっけ?』
と小さなことに気づいては不安になってます。
慎重に大事に動いていた3ヶ月間に比べ、
慣れてくると重いものを持ったり、無茶しちゃうんだよね。
そんな時に突然痛みを感じると一瞬血の気が引きます。
骨粗鬆症があるので人工股関節の周りの骨が大丈夫だろうか?って心臓バクバクしちゃったりね。
脚を上げる動作ではまだ痛みが残ってます。
これってなくならないのかな?

動きは思ったより良くなってないですショボーン
一番出来るようになりたかった靴下履きと爪切りは未だ出来ません。
退院後のリハビリがないので自己リハビリでは限界があるように思います。

誰かの手を借りればもう少し先まで動かせるようになるかもしれないけど、家族にやってもらうのはちょっと心配で…

長い間痛みを庇って動いてきたことでの歪みや変形、固まってしまってるところの動きを改善するのはなかなか難しいですね。

それでも自分なりに積極的に歩くことを心掛けて、退院する時に言われた運動をたとえ回数を減らしても毎日続けていけるよう頑張ってはいるんですが…

「昔は脚がたるんたるんだったけど(笑)カッチリしてきてる気がするよ」
それなりに筋肉ついてると家族は言ってくれますがぐすん



手術をしてみて、

あんなに長い期間悩んだのはなんだったんだろう?
そう思います。
術後数日はほんと聞いてたとおり苦しかったです。
でも心配していた迷惑をかけてしまうだろう3ヶ月も長い人生のうちのわずかな時間だと言われたとおりあっという間に過ぎていきました。

いろんな方から言われた我慢を続けることでの筋力低下や歪みは術後のリハビリにほんと影響するんだと身をもって分かりました。

私は長い間痛みを我慢しましたが、
杖も痛み止めも使わず、仕事もして動いているしきっと大丈夫だと思ってるところがありました。
でも、全然ダメでしたショボーン
今なお先延ばししてたら術後はもっと大変だったかもと。

ずっとみなさんから言われてきて、
でも、あの頃の私は分かっていても決断出来なかった。
きっと決断出来ないには出来ないなりの何かがあったからだと思います。
あんなに悩んでも先に進めないし、もう手術は出来ないだろうと諦めてた私にも『今しかない!』と突然そんな風に思える時がきました。

正直周りが手術を決断して、痛みのない生活をしている姿をブログで拝見しながら出来ない自分が悲しくなってブログを辞めてしまったこともあります。
そんな私でも今こうしていられるのは、
今は残されていないブログの頃からずっと長い間見守って下さった先輩ブロ友さんたちのおかげだとほんと感謝してます。

へぇーこんなこともやっちゃえるんだと術直後のリハビリでは驚きも多かったし、
入院して手術して初めて分かったこともあるし、
たくさん教えてもらったけど、実際の自分にしか分からないこともたくさんあります。
術後の経過も十人十色です。
どこまでを求めてるかでも違うしね。
少なくとも私は手術して
出掛けたい!歩きたい!
長いこと忘れてたそんな感情を取り戻せたことは何より嬉しく思ってます。

悩んでおられる方に
そして見守って下さったみなさんに

1年という節目で書いても良かったんですけど、
なかなか書くことがなくなってきたので…

長々すみませんm(_ _)m