まずはこれを見ていただきたい。
【一試合平均得点】
桜井選手 7.8得点
網野選手 9.2得点
折茂選手 12.2得点
【総プレータイム】
桜井選手 80分
網野選手 124分
折茂選手 128分
【平均FG%】
桜井選手 14/37 37.8% (2P 14/30 46.7% 3P 0/7 0%)
網野選手 15/39 38.5% (2P 8/20 40.0% 3P 7/19 36.8%)
折茂選手 23/48 47.9% (2P 10/18 55.6% 3P 13/30 43.3%)
【身長】
桜井選手 194cm
網野選手 196cm
折茂選手 190cm
この3人のSG陣(網野選手はガードフォワードというポジションでの登録)は、今大会「得点する」という
大きなミッションを遂行するために鍛え上げられた、ことでしょう。
しかし蓋を開けてみると、折茂選手の一試合平均12.2得点が唯一の平均二桁得点という結末です。
しかも、この12.2という数字はチーム内で一番高い。
センターはともかくSFの竹内兄弟は一試合平均6.2得点(譲二)、5.4得点(公輔)です。
まさに日本が得点するための生命線的ポジションがSGであるにも関わらず、この結果で終わってしまったのです。
「決勝トーナメント進出までもう一息だった。」
と、大健闘したような雰囲気で幕を閉じた日本代表の世界選手権ですが、
SGというポジションにおいて、真に受け止めるべき課題が強烈に浮き彫りになったこと
から目をそらしてはいけないと痛感します。
折茂選手は最後の代表と囁かれています。年齢的にもそうでしょう。
いつまでも、折茂選手頼りの日本代表ではいけない。
20代で、190オーバーのSGがもっと成長しなくてはなりません。
それは一面的な成長ではなく多面的な成長が望まれます。
中でも桜井選手はとても大きな可能性を秘めているかもしれません。
大学時代のプレーを何度か見たことがあります。
四日市工業高校時代、インターハイで能代工業を破り脅威の身体能力を備える選手として注目を浴び、
大学での活躍が期待されていました。
愛知学泉大学ではチームの特色ゆえなのか、どこか小さくまとまった感が否めなかったです。
その後JBLのトヨタに入団したようですが、プレーを見る機会がなかっただけに進化ぶりに大きな可能性を感じました。
上記の数字だけ見ると、網野選手や折茂選手より40分もプレータイムが短いにもかかわらず、シュート本数は
網野選手とほぼ同じ。2Pの成功率も低くはありません。シュートチャンスを作るための動きがよいと思われます。
加えて速攻の参加要員として考えても、レシーバーとして強力な選択肢となってくれます。
SGとして今後の課題は3Pシュートでしょう。
良い指導者に見てもらえば躍動感ある3Pシュートを身につけることができると思います。
PGへのコンバートも聞きましたが、それよりも個人的にはスコアラーとしてチームを引っ張るようなタイプになってほしいです。
Written by Nakatani