祖母は確か90歳くらい。


もうだいぶボケて来てるので

家族のパズルが埋められないしこともしばしば。


おばあちゃん「あんたは誰の子供だったっけ?」


孫、曾孫の組合せはもちろんですが

息子夫婦とその子供(孫)の組み合わせも危うい。

なので曾孫なんて何がなんだか。



が。


ひとつだけしっかり覚えていること。


Pちゃんは
一人。


そこだけは、ぶれません笑い泣き



こんな歳まで独身なんて、祖母の時代には信じられないようで


おばあちゃんは私が独身なことを、自分なりに正当化しようと思ったのか


ここ15年で

壮大な妄想劇場を作りだしたのです。



きっかけは15年前。

祖母が入院していた病院に

学生時代の友達お父さんが働いていたこと。

当時も久々に誰かの声かけでその同級生に数年振りに会い

その後、あっという間にまた会わなくなったけど


勤務先の病院と、結婚予定があることだけは聞いてました。



その後、おばあちゃんに

ブタ「私の同級生がいるんだよ。名前は○○」

と伝えました。


その頃、まだ75歳くらいなので、まだそんなにボケてはいませんでした。


同級生は祖母の担当ではなかったのですが


たまたま担当してくれた日があったみたいで


お父さん「○○さん。Pさんのおばあさんですよね?僕、学生時代の友達なんです」


と言ってくれたようで、祖母も後日、楽しそうに話してくれました。


当時、色々面倒なので


ブタ「○○先生は結婚してるからね!」


と伝えておきました。

※この時代の人は独身がいれば全員結婚させようとするから(笑)


その後、その同級生とは話してないので、この一度きりなのか


そのあともあったのかわからないのですが


おばあちゃん「Pちゃんがお友達と旅行に行ってる、と言ったら"僕誘われてませんねぇ"って言ってたわよ。」


と言われたことがあり、彼なりのリップサービス(冗談)かと思って、笑って聞いてました。


この旅行の話が、ほんとにあったかどうかは今となっては定かではありません口笛



しかし、これは


おばあちゃんの壮大な妄想劇場の序章に過ぎなかったのですポーン