仙台にいる人から

震災後初めて電話が来た


無事を知らせてくれたメールから

初めて聞く声


仙台の中心部は今は比較的落ち着いていると


でも彼は

支援する為に女川に日々通っているとのこと


テレビで聞いた地名


実際に目の当たりにする光景は

ほんとに心が押しつぶされそうになると


でも

被災地の人達が元気なんだって。

家をなくした人
家族をなくした人

全てをなくした人が

彼に笑顔で話しかけてくれるみたい


そして

「ありがとう」

って言ってくれるって。


今までの社会人生活の中で

今が一番充実しているかもしれないと言っていた


「使命」


大げさだけど
生き残った自分が出来ることだと

道産子の彼が言ってました


「Pちゃんのことだからテレビとか見て鬱気味になってるんでしょ?」


と言われ、罪悪感を感じてしまうことを伝えると


「それは仙台にいる俺でさえ思う。でも違うよ。Pちゃんはちゃんと生活しなきゃダメなんだよ。被災地の人は元気に頑張って生きてるんだから。出来ることは、今のところは一円でも多く募金してってことかな。」


そう言われて、なんだか少しだけ落ち着いた気がした


終始泣いていた私に


「相変わらず涙もろいね」


と笑われ、かつて一緒に仕事をしていた頃と同じように

私を励ましてくれました

仙台にいる道産子に。



彼はきっと今年も帰省しないでしょう。


次に会う時は
次に話す時は


私が彼を励ましてあげたい。


被災地の方々に負けない笑顔で。



がんばろう、東北。