とにかく子供の発達状態が悪いと心配ごとが山のように増えた。
周りの子と無意識に比べてしまってどんどん焦って。
精神がおかしくなりそうになって…。

そんな時にTwitterである大学教授っぽい方のアカウントに出会った。
子の発達のことについて無知だった私は、そのアカウントが発信する文章を読んで、へー!と思うことばかりだった。だから、そのアカウントをフォローしてその方の発信する内容をチェックしていた。

ある日、そのTwitterアカウントから発達障害についてのこれまでの研究についてのまとめたオンライン書籍の発売が決まったというお知らせがあった。
発売からある期間まではフォロワー限定価格にします!とのことだった。

少し興味があったものの、そのアカウントのプロフィールから本当に大学教授なのかは分からなかったし、オンライン書籍の売上金は研究費にするようなことを言っているのも少し違和感があったし、買うのは見送っていた。

後日、私と同じように子供の発達に悩む親のアカウントがそのオンライン書籍を購入し、中身を確認したところ、既に出回っている本のコピペのような内容でガッカリしたという内容のツイートを目にした。

オンライン書籍を販売したTwitterのアカウントは、オンライン書籍販売後はツイートが異様に減ったのもやはりこのオンライン書籍の販売をゴール設定していたからなのではと感じた。

あー、無駄な出費をしなくてよかった。
正体不明な人のオンライン書籍を買うくらいなら、普通に本屋で売っている本を買う方がいいな。
今だから冷静に判断できるけど、本当に悩んでいる時って、人間誤った判断をしがち。

今後も息子の発達について悩む中で、冷静さだけは忘れちゃダメだと思わせてくれる出来事だった。
情報社会での情報の取捨選択の大切さにも改めて気付かされた。

ありがとう、Twitter。