9日の暦になります。
現在、二十四節気は「白露」の時期です。この頃は文香(手紙に香りを添えて送る行事)が行われていました。白露の時期に(9月7日〜9月21日)手紙を書いて、お香を忍ばせて、手紙を送ってみるのも良いかもしれません。
9月3日より29日まで「七曜陵逼」の期間に入っております。この期間は、吉凶が入れ替わったりと今までと運気の流れが変わるために、トラブルになる確率が高く、生活をするのに注意事項が多くなります。日々の過ごし方を一言アドバイスとして書いておきます。もし良ければ、参考に生活してみてください。
【本日のアドバイス】
目標達成・成就の日。求めることが成就する日です。明日から2日間、前世の悪行が具現化するので、やる事があれば今日中にこなしておきましょう。
本日も、よい時間、よい方位で、吉を迎えてみて下さい
【時間の吉凶】方位含む
吉凶は時間単位、また方位でによって良いか悪いかを表記してあります。下記の吉凶判断は江戸時代の陰陽師、土御門晴親公(安倍晴明公直系の子孫)が残された「逐日選時諏吉避凶」を参考にしております。「逐日選時諏吉避凶」とは、毎日の時間によって凶の時間帯があります。その凶を避けること、また吉の時間に行動する事で、日々の生活の中で自然と吉を招くようにしたものです。自分自身の行動を変えて吉を迎え入れようとするのが「逐日選時諏吉避凶」という事になります。実際に事故やトラブルはやが書かれている時間帯(方位)で起こりやすいとされます。逆にやのマークは私達を助けてくれる神様が動いている、吉の時間帯となっておりますので、のマークを避けて、やの方位や時間帯を上手く活用して、日々運気を上げていってみて下さい。
例えば、の時間帯に仕事の取引先に連絡をしたとします。その時は相手側に忙しくしていて気持ちに余裕がない、何かしらトラブルが発生しているなど、こちらもそうですが相手側にも何か負の状況にある可能性が高いと考えて、慎重に行動するなど、時間帯をみて自分の行動に活用するイメージです。やの吉の時間帯はうまく進む、順調に推移する可能性が高い時間帯です。方位と十二支と時間の関係と、吉凶は、この様になっております。どの時間が、どの方位が当日、吉なのか凶なのかを、下記を見て判断してみて下さい。1日の流れを理解して上手く1日を乗り切ってみましょう。
時間 十二支(方位)吉凶
23〜01時 子( 北 )吉
01〜03時 丑(北北東)大吉
03〜05時 寅(東北東)小吉
05〜07時 卯( 東 )小吉
07〜09時 辰(東南東)凶
09〜11時 巳(南南東)平
11〜13時 午( 南 )凶
13〜15時 未(南南西)凶
15〜17時 申(西南西)吉
17〜19時 酉( 西 )吉
19〜21時 戌(西北西)平
21〜23時 亥(北北西)凶
【吉凶の見方】
大吉:(2つ揃うと大吉)
吉: (があれば吉)
小吉:(2つ揃うと小吉)
末吉:(2つ揃うと末吉)
平: (1つで平)
(でもあれば平)
凶: (1つで凶)
(でも鬼がある時は凶)
(鬼がいるので凶)
大凶:(2つ揃うと大凶)
【本日の暦データ】
【行事】重陽の節句・七曜陵逼
【吉凶】吉凶半々日
【新暦】9月9日
【旧暦】8月7日
【七曜】月曜日
【干支】丙子
【十二直】平
【宿曜】箕宿
【太歳神】太歳位(西の宮殿:目上を立てる、立場役割を果たす)
【大将軍】巳午未(南南東・南・南南西方位)
【日遊神】未申(南南西・西南西方位)
【金神】午未申酉(南・南南西・西南西・西方位)
【黄道】女宮
【土公神】水道・子(北方位)
【土府神】未(南南西方位)
【伏龍】四隅(北東・南東・西南・北西方位)
【縁日】
[神道]
・北野天神(北野天満宮)
[仏教]
・千手観音
・三萬燈明佛
[陰陽道]
・北斗七星(9月5日〜9月29日まで下天しております)
【買物】ー
【爪切】ー
【夢話】夢を見たら下記にある呪文を唱えて下さい。
【食と性】ー
【沐浴】ー
【妊娠】ー
【吉色】緑
【トラブル】防御。攻撃をかわして、受け身でダメージを最小限にする。
【善行】
・人を補佐して、自分の本領を発揮する。
・人を助けて、自分が成長する。
・請け負ったことは、何倍にも利益を上げる。
【悪行】
・単独で動く。
・異性を好む。
・不道徳な行為をする。
・世間の悪評を買う。
※善行悪行は、その日の行動基準となります。意味は言葉の通り、善行は良い行動(行い)、悪行は悪い行いです。良い行いをすると徳が上がり、運も上がります。悪い行いをすると過失が増え、過失が増えていくと運が下がると考えてみて下さい。
※夢の呪文、沐浴法などは下記参照のこと
※大将軍などの神様が移動された時は緑表示してあります。
【方位について】
因みに方位は自分の住んでいるところから見て、北、東、西北西など方位を考えていきます。東西南北などがどの方位に当たるのか、方位は下記の図を参照してみて下さい。
【9月3日〜10月2日の古伝】
・日陰の水を飲むと脚気になる。
・新生姜を多く食べると喘息が起きる。
・蟹を食べると腫れ物が生じる。
9月3日 巳の刻(9:00〜11:00)火で足を暖めると流行病にかからない。
10月2日 夜、就寝前に沐浴すると来月中に幸せな事がある。
*昔の言い伝えなので、現代では通用しないものもあります。その点をご了承のうえ楽しく読んでいただければと思います。
【呪文について】
安倍晴明公の安倍家(土御門家)と両極をなす賀茂家陰陽師の賀茂在盛公が書き残したものが、吉日考秘伝(陰陽道書)になります。その陰陽道書の中に書かれている呪文が「四海呪」「夢を見た時の呪文」になります。
「四海呪」は鬼や霊、又は邪気に取り憑かれない様にするものです。取り憑かれたなど気になる時は呪文を唱えてみてください。
また「夢を見た時の呪文」と言うのは、尸守鬼(ししゅき)と言う鬼(顔は可愛い子供で、体は黒い毛に覆われている犬の姿をしています)がいまして、その鬼が人間に夢を見させて、その気を吸い取るという事をします。その鬼が出てくる日は上記の夢の話の欄に「夢を見た時は呪文を…」と書いてある日に唱えてみてください。
【四海呪】
・鬼(霊)を避ける・病気祈願は37遍
・外出、病室入室は3遍
東海神阿明 とうかいのかみあみょう
西海神祝良 せいかいのかみしゅくりょう
南海神巨乗 なんかいのかみきょじょう
北海神禺強 ほっかいのかみぐうきょう
四海大神 しかいのおおかみ
百鬼を退け ひゃっきをしりぞけ
凶災を蕩う きょうさいをはらう
急急如律令 きゅうきゅうにょりつりょう
【夢を見た時の呪文】7回唱える
赫々陽々 かくかくようよう
日出東方 にちでとうほう
断絶悪夢 だんぜつあくむ
辟祓除不詳 へきばつじょふしょう
急々如律令 きゅうきゅうにょりつりょう
*7回呪文を唱えれば「尸守鬼」の縁は一旦切れます。唱えた後であれば夢の話をしても大丈夫です。
【沐浴について】
北斗七星の神々に手を合わせて、日々積み上げている過失を解除してもったり、憑いている厄神の気を降ろしてもらう為の、北斗沐浴法を書いておきます。
1、浴室でシャワーを出します。
2、北を向いて邪念を鎮めます。
3、上合掌(額の前で両手を合わせて合掌します)
4、沐浴の呪文を 3回 唱える
太上虚無 北帝 七元諸天尊(たいじょうきょむ ほくてい しちげんしょてんそん)
5、鳴天鼓を三十六回(鳴天鼓とは叩歯の一つになります。口を閉じて、口を膨らませて、上下の「前歯(4枚)」を噛み合わせて、カチカチと音をさせます)
6、シャワーで両手を清めます。
7、両手で水をすくい、口をゆすいで、水を吐きます(3回)
8、両手で水をすくい、両手を揃えたまま、顎から額、頭頂を通りすぎて、後頭部まで手を持っていって、穢れを落とす(3回)
9、両手で水をすくい飲む(3回)
10、中合掌(胸の真ん中で両手を合わせて合掌)しながら、頭頂から水を浴びて沐浴呪を唱える(9回)
太上虚無 北帝 七元諸天尊(たいじょうきょむ ほくてい しちげんしょてんそん)
11、水から出て、北斗の神々に中合掌で拝礼する。
12、3〜11をあと2回繰り返す。