いつも小角の隠れ宿の暦を見ていただいてありがとうございます。11月15日の暦となります。
では、本日もよい時間、よい方位、また神様にお力をお借りして、吉を迎えてみて下さい
【時間の吉凶の見方】方位含む
まず1日の吉凶については、2時間単位(方位)をによって、良し悪しを表記してあります。『江戸時代の陰陽師土御門晴親公(安倍晴明公直系の子孫)』が残された「逐日選時諏吉避凶」を参考にしており、これは当日の時間帯によって、吉や凶の時間帯があります。出来るだけ凶を避け、吉の時間帯に行動する事で、日々の生活の中で吉を招くようにしたものです。自分自身の行動によって吉を迎え入れる、それが「逐日選時諏吉避凶」という事になります。
全てではありませんが、実際に事故やトラブルはやの時間帯(方位)で起こりやすいと理解してみてください。逆にやのマークは私達を助けてくれる神様が動いているので、吉の時間帯となっております。当日のやのマークを避けて、やの方位や時間帯を上手く活用してみて下さい。
使用例としまして、の時間帯に仕事の取引先に連絡をしたとします。その時は相手側に忙しくしていて気持ちに余裕がない状態であったり、何かしらトラブルが発生しているなど、相手側に何か負の状況にある可能性が高いと想定します。その為に慎重に行動する、自分の行動に活用するイメージです。やの吉の時間帯はうまく進みやすい、順調に推移する可能性の時間帯ですから、積極的に物事を進めていくと良いと解釈します。
また方位については、十二支(子丑寅卯...)で示してあり、下記に方位図がありますので、自分の住んでいる場所(家やホテル、旅館等)から見て、本日はどの方位が吉なのか、又は凶なのかを判断してみて下さい。
この様に1日の流れ、また当日の方位を理解して、この大変なの世の中を、上手く乗り切ってみてください。また吉凶の下にはご縁のある神様【縁日】が書いてあります。ご縁のある神社仏閣を巡ったり、手を合わせて祈ってみたり、個々に神様とのご縁を繋いでいただいて、この世の中に生きるすべての人の苦労が少なくなる、そのような生活になることを願っております。
【本日の吉凶】
時間 十二支(方位)吉凶
23〜01時 子( 北 )
01〜03時 丑(北北東)
03〜05時 寅(東北東)
05〜07時 卯( 東 )
07〜09時 辰(東南東)
09〜11時 巳(南南東)
11〜13時 午( 南 )
13〜15時 未(南南西)
15〜17時 申(西南西)
17〜19時 酉( 西 )
19〜21時 戌(西北西)
21〜23時 亥(北北西)
【吉凶の見方】
大吉:(2つ揃うと大吉)
吉:(があれば吉)
小吉:(2つ揃うと小吉)
末吉:(2つ揃うと末吉)
平:(1つで平)
(でもあれば平)
凶:(1つで凶)
(でも鬼がある時は凶)
(鬼がいるので凶)
大凶:(2つ揃うと大凶)
【縁日】
[神道]
・春日大明神(春日大社)
[仏教]
・阿弥陀佛
[陰陽道]
・水官(三官の一神(天官・水官・地官)の聖誕日。水官の神様は、天界の「金霊長楽宮」という宮殿にお住まいで、水に関係する神々を統括する神様とされています。また「人々の功禍」を監督する神様でもあります)
【買物】ー
【爪切】ー
【夢話】ー
【食と性】ー
【沐浴】凶
【妊娠】吉
【吉色】黒
【トラブル】防御。受け身に回り、攻撃をかわしましょう。
【善行(当日すると良い言動)】
・清らかで慎み深い。
・欲張らない。
・施しをする。
・忍耐強い。
【悪行(当日してはいけない言動)】
・人を傷つける。
・争いを起こす。
※善行悪行は、その日の行動基準となります。意味は言葉の通り、善行は良い行動(行い)、悪行は悪い行いです。良い行いをすると徳が上がり、運も上がります。悪い行いをすると過失が増え、過失が増えていくと運が下がると考えてみて下さい。
※夢の呪文、沐浴法などは下記参照のこと
【11月1日〜11月30日の古伝】
・にらを食べると鼻の病気になる。
・猪の肉を食べると気うつ病(気のふさがる病)になる。
・山椒を食べると心気を破る。
・ネギを多く食べない事。
・芋を多く食べると病になる。
・小豆を百日間陰干しにし煎じて飲むと唇の色が美しくなり、眼病が治る。
・薬酒(現代なら薬用養命酒等)を立春まで服用すると無病長寿になる。
一日 枸杞湯に浸かると病気にならない。槐の実を服すると百病が治り、聡明になり、精力が增す。
七日 餅を食べると邪気を受けない。
十四日 枸杞の湯で沐浴すると病気が治り長生きする。
十九日 餅を食べると邪気を受けない。
*昔の言い伝えなので、現代では通用しないものもあります。その点をご了承のうえ楽しく読んでいただければと思います。
ここからはマニアックになりますが、当日の暦のデータを少し細かく書いてあります。例えば、昔の暦は下記のようになっていました。
この様な感じで、昔の方は暦を見ておりましたが、これでは現代だと理解しづらいので、少し分かりやすく書き換えてあります。
【本日の暦データ】
【行事】七五三・百鬼夜行
【吉凶】悪日
【新暦】11月15日
【旧暦】10月15日
【七曜】金曜日
【干支】癸未
【十二直】成
【宿曜】觜宿
【太歳神】太歳前(南の宮殿におられます。仕事をする、修行(レベルアップ)する期間)
【大将軍】子(北方位)
【日遊神】戌亥(西北西・北北西方位)
【金神】午未申酉(南・南南西・西南西・西方位に移動されました)
【黄道】蝎宮(10/18〜11/15までの期間は、専門性が高くなり、観察力や想像力がアップします。良くも悪くも物事に打ち込む性質が強くなります。この期間は、豊かな知性を獲得しましょう)
【土公神】青龍王の宮殿へ遊業中(土公神が不在のため15日まで土の作業をしても大丈夫な期間です)
【土府神】辰(東南東方位)
【伏龍】四隅(北東・南東・西南・北西方位)
*神様方が移動した時は緑色で表示しております。
ーーここからは方位・呪文・沐浴の説明ーー
【方位について】
因みに方位は自分の住んでいるところから見て、北、東、西北西など方位を考えていきます。東西南北などがどの方位に当たるのか、方位は下記の図を参照してみて下さい。
【呪文について】
安倍晴明公の安倍家(土御門家)と両極をなす賀茂家陰陽師の賀茂在盛公が書き残したものが、吉日考秘伝(陰陽道書)になります。その陰陽道書の中に書かれている呪文が「四海呪」「夢を見た時の呪文」になります。
「四海呪」は鬼や霊、又は邪気に取り憑かれない様にするものです。取り憑かれたなど気になる時は呪文を唱えてみてください。
また「夢を見た時の呪文」と言うのは、尸守鬼(ししゅき)と言う鬼(顔は可愛い子供で、体は黒い毛に覆われている犬の姿をしています)がいまして、その鬼が人間に夢を見させて、その気を吸い取るという事をします。その鬼が出てくる日は上記の夢の話の欄に「夢を見た時は呪文を…」と書いてある日に唱えてみてください。
【四海呪】
・鬼(霊)を避ける・病気祈願は37遍
・外出、病室入室は3遍
東海神阿明 とうかいのかみあみょう
西海神祝良 せいかいのかみしゅくりょう
南海神巨乗 なんかいのかみきょじょう
北海神禺強 ほっかいのかみぐうきょう
四海大神 しかいのおおかみ
百鬼を退け ひゃっきをしりぞけ
凶災を蕩う きょうさいをはらう
急急如律令 きゅうきゅうにょりつりょう
【夢を見た時の呪文】7回唱える
赫々陽々 かくかくようよう
日出東方 にちでとうほう
断絶悪夢 だんぜつあくむ
辟祓除不詳 へきばつじょふしょう
急々如律令 きゅうきゅうにょりつりょう
*7回呪文を唱えれば「尸守鬼」の縁は一旦切れます。唱えた後であれば夢の話をしても大丈夫です。
【沐浴について】
北斗七星の神々に手を合わせて、日々積み上げている過失を解除してもったり、憑いている厄神の気を降ろしてもらう為の、北斗沐浴法を書いておきます。
1、浴室でシャワーを出します。
2、北を向いて邪念を鎮めます。
3、上合掌(額の前で両手を合わせて合掌します)
4、沐浴の呪文を 3回 唱える
太上虚無 北帝 七元諸天尊(たいじょうきょむ ほくてい しちげんしょてんそん)
5、鳴天鼓を三十六回(鳴天鼓とは叩歯の一つになります。口を閉じて、口を膨らませて、上下の「前歯(4枚)」を噛み合わせて、カチカチと音をさせます)
6、シャワーで両手を清めます。
7、両手で水をすくい、口をゆすいで、水を吐きます(3回)
8、両手で水をすくい、両手を揃えたまま、顎から額、頭頂を通りすぎて、後頭部まで手を持っていって、穢れを落とす(3回)
9、両手で水をすくい飲む(3回)
10、中合掌(胸の真ん中で両手を合わせて合掌)しながら、頭頂から水を浴びて沐浴呪を唱える(9回)
太上虚無 北帝 七元諸天尊(たいじょうきょむ ほくてい しちげんしょてんそん)
11、水から出て、北斗の神々に中合掌で拝礼する。
12、3〜11をあと2回繰り返す。