
ときは1980年代後半。車中泊なんて言葉は用語としてなく(あっても市民権なく),「クルマでリクライニングして寝る」ぐらいのものだったはず。
友人Kは18歳で免許&マイカー取得という,当時の若者最前線だった。自分は免許があってもマイカーはない(父のカローラバンしかない)ので,まさに冒頭イラストのように,釣りに行っては「仮眠」していた。
「平らじゃねえよ」は,リクライニングの限界。布団じゃないからそれはもう平らじゃない! さらに,3ペダルのMTだから「助手席」はじゃんけんで決まる。
イラスト中のセリフは「こればっかり言ってたな」というセリフなのだ。
むさ苦しい男が仮眠していたのは,奥多摩湖(いまではクマが怖くて行くことさえ遠慮したい),牛久沼,河口湖だったろう。北浦では「寝ないで釣り」をしたので,帰路の運転がとにかく眠かった。高速道路でエアコンかけていると途端に眠くなる。よく事故をしなかったものだ。
その後,自分もEF9シビックを買って友人Kと釣りに行くのだが,仮眠はさらに過酷なものに!

イラストでは助手席がセミバケになっているが,正しくは運転席がセミバケ。リクライニングは「ダイヤルグルグル」でかなり大変。AE111のときのレカロシートもリクライニングが面倒だったね。
快適に眠るために,枕は用意していた。おかげで首が痛くなることはなくなったが,友人がいつまで経っても起きてこない問題もあった。
21世紀のいまでは,軽自動車で車中泊も出来るし,フルフラットになる時代。大きく進化したものだ。
ただ,若いときの無茶は,いま思い出すと「あれは辛かったあ」と言いながらも,楽しかったのも事実。もう二度と出来ない経験だからなのだろう。
社会人になって車中泊はほぼしなくなった。そう,疲れが残って仕事に影響するから。学生時代はやはり時間があったのだと思う。当時は4年間が長く感じたが,あっというまの4年間だったのだ。



