2024.7.9

 

血便から3ヶ月。ようやく消化器外科の医師まで辿り着けました。

 

40代ぐらいの先生でした。

 

「直腸の下の方に腫瘍があります」

私「え?直腸の一番上のS状部と、お聞きしていたんですが」

「内視鏡だと、距離感が違ったりすることがあります。検査の結果、下の方です」

  (S状部だと、人工肛門ではない。と安心していたのに)

 

「手術してみないとわかりませんが、一時的に人工肛門になる可能性がありますので、この後、人工肛門の手入れの仕方を看護師から説明いたします」

 

「今のところ、肺や肝臓への転移は見られません」

「ステージ2だと思いますが、リンパに腫れが見られますので、リンパに転移があれば3となります」

 

「手術は、ロボット手術で、直腸切除術となります」

 

私「今朝のyahoo ニュースで、アメリカ在住の医師が、『日本では切除が標準治療だが、アメリカや世界では、watch and wait という手術を行わない治療が標準治療だ』と、載っていたんですが。そういう選択肢は無いんですか?」

「もっと、重症患者の場合は、放射線治療を先に行う場合がありますが、全体カンファレンスでも、この症例の場合はロボット手術と判断されました。よろしいですか?」

 

「すみません、素人がネット情報で余計なことを言いました。」

「いえ、皆さんが、ネット情報をお持ちなので、こちらの説明もすんなりご理解いただけて、助かってる部分もあります」

 

 

 

実は、私は、30年前、青森県に住んでいる時に、子宮頸部高度異形成と診断されたことがありました。突然、保健師さんが訪ねて来られて「先日受けられた健康診断で、子宮頸部に異常が見られるという結果が出ました。ショックを受けられるといけないので、直接お知らせに伺いました。」

 

地方って、なんて、優しいんだろうと、感動しました。その辺りで一番大きな市民病院へ行ったところ、円錐切除と言われました。「あと、3ヶ月ほどしたら都心に帰りますので、手術はそちらでしたいんですが。」と聞くと、3ヶ月後まで癌化しないとは言い切れないので、なるべく早く切除した方が良い。とのことでした。 

 

その時に、都会へ行けば、レーザーを当てれば治るような治療もあるんだけどね。ここでは、全て全摘か円錐切除だからね。と、言われたのです。

 

で、首都圏にあるこの病院の現在の子宮頸部高度異形成の手術状況をHPで見ると、レーザー手術0件 全て円錐切除だったのです。理由は分かりませんが、手術の方が予後が良いのかな。と。

 

きっと、直腸ガンも、放射線治療より、熟練した日本人医師とダヴィンチによる手術の方が予後が良いという判断なんだろう。と。信じることにしました。