尖閣諸島問題は、中国に仕組まれた戦略。
その背景には何が…
尖閣諸島が危ない中国政府は2009年に、新華社、中国中央テレビ(CCTV)が人民日報を通して
「中国の国際的イメージ向上」を目指して海外向け報道を強化し始めたよね。
新華社は24時間放送の英語ニュース局。CCTVは英語の他スペイン語
フランス語など5か国語の外国語放送局を解説し始めた。
今、中国はマイナスイメージを変えようとしているみたい…
中国の海外向けメディアの戦略と、2010年9月7日の尖閣諸島周辺海域で発生した中国漁船と海上保安庁巡視船衝突事件。
それに、今年3月16日の中国国際海洋局所属の監視船による領海侵犯はすべて関係しているようだね。
中国はこのメディア戦略をもって、東シナ海を奪いに来たらしい…
というのも、尖閣諸島の中国漁船と海上保安庁巡視船衝突事件では、
中国は160隻の大漁船団を尖閣諸島沖に送りこんで、そのうち30隻が領海侵犯していたよね。
領海侵犯した30隻のうちの1隻が、海上保安庁の巡視船に衝突して、この船長を逮捕したね。
そこで中国側は猛烈に抗議し、国連総会に出席していた温家宝首相が
演説で「国家主権や統一、領土保全といった核心的利益について中国は決して妥協しない」
と発言して強い姿勢を崩さないことを伝えていたよね。
そして数日後、船長は処分保留のまま解放され、英雄の凱旋のように福建省の省都・福州へと帰って行ったよね。
だけど、この船長がただの漁民ではないといわれているようだし…
逮捕前の船上からもその状況が判るよね。
船をぶつける時の堂々とした態度。見てない方は、YouTubeで確認してね。
また、身柄を拘束されて、取り調べを受けてもまったく動揺した様子を見せなかったようだから
最初っから逮捕されることを想定していたとしか思えないよね。
中国側は故意にこの騒ぎを起こしたとしか…その目的としては、国際社会から話が上がらない
「尖閣は中国の領土」という考えを明らかにするために、日本の主張している尖閣諸島周辺の領海内で問題を起こすことで
あえて領土問題をつくり上げることだったと言われているね。
尖閣諸島周辺がこのままだと、日本の実効支配が強くなり、
日本の主張する境界線に決まってしまう…
そこで中国は、まず
「境界線は確定していない。日中間には国境問題が存在して、争っている最中だ」
ということを
国際社会に強くアピールする作戦のようだ…
事実、尖閣諸島周辺に「領土問題」が存在すると主張する中国の見かたは成功したといえるだろう…
しかし、一方で中国は、メディアでの戦略が失敗したよね。
一番の失敗は日本人の
「愛国心」の読み間違えだったね。
中国はおそらく、政府さえ押さえつければ、
日本人は尖閣諸島問題にそれほど関心を示さないだろうと高をくくっていたようだった…
だから、船長の解放要求など強硬な強気な態度に出て、
日本政府に対して脅しをかけるような交渉を仕掛けてきたのだ…
しかし、尖閣事件は日本の世論にまで火をつけてしまったよね。
中国政府にとって、日本人の中に反中国の感情が入ることは
経済的な面から見ても大きな問題だよね。
さらに国際社会からも冷たい視線で見られるようになったし…
気がつけば、アジア太平洋経済協力会議(APEC)メンバーの
ベトナム、フィリピン、インドネシア、そしてミャンマーまでもが
アメリカとの協力体制を築いて、中国から離れてしまったよね。
尖閣事件以後、中国はかなり追いつめられた状況にあるようだね…
ネットの影響で愛国心を持った人は増えたんじゃないかな…
石原都知事が「東京都が尖閣諸島を購入する」と言ってるので
今後も尖閣諸島問題には注目ですね。
日本人が行けない「日本領土」