大好きです、小野寺さん。
何のあくもないひとが、出てくる。
私は、大学進学を機に、上京。
一人暮らしを始めて。六畳一間のアパートでした。
トイレは共同。
電話もなくて、親は大家さんちに電話する感じ。
で、母から電話がかかると、大家さんちのちっちゃな窓から、電話をお借りして、喋ってましたねえ。
四年生になって、就活で、電話連絡が必要になり、電話を繋がるようにして、大家さんの電話をお借りすることはなくなりました。
そんな、4年間の住まい。
おそらく、今の女子大生には、ないでしょうねえ。
当時もなかったかも。こんな共同生活のような、でも、違う住まい。
途中で、お隣に、部活の先輩が部屋を借りたりもしましたねえ。
その先輩は、中退してしまいましたが。
中退率とか、留年率とか、高いんですよ。
うちの大学。
で、院に進む人も多い。
不思議な大学です。
理系だから?
そして、就職して。
別のアパートに引っ越して。
お隣さんとか知らなかったなあ。と、改めて。
そんなもんなんでしょうね。
一人暮らしだと。と、思う。
不思議な出会いでつながって、な、この作品の登場人物たち。
羨ましいなあ、と、ちょっと思いました。
巡り会った人との縁を大切にしたいな、そう思うのは年を重ねたからですかね。
でも、大切にしたいなあと。
