昨日の続きです。日本のワイン業界、ソムリエ、ワインアドバイザー、商社、酒販小売、飲食、出版関係の方々にいろいろ質問してわかった事実とは、オーストラリアワインを飲んだことのない人、飲んでもいないのに語っちゃう人が多すぎるということでした。業界の専門家に正しく理解されていないものが、広く一般に知られるはずないじゃありませんか。認知されていないからシェアが低い⇔シェアが低いから流通しない⇔流通してないから認知されない、といった構造不況のスパイラルがそこにあるのでした。
さてさて、ではオーストラリアワインの特徴について、みなさん知ってますか?
①ドリンクヤング・・・収穫の翌年には飲める、最近のボトルはコルクじゃなくスクリューキャップになっていますよね、ヴィンテージじゃない普通のテーブルワインは、ボトル詰めされ出荷されると同時に飲める(熟成する必要がない)のです。
②無加糖・・・オーストラリアの場合、原料となる葡萄の糖度がとても高いので、アルコール度数を高めるために砂糖を加えることが規則で禁止されているのです。加糖すると、中和剤やその他の薬品を加えなければならず、安定するまでに長い時間がかるそうです。
③産地を越えてブレンドが可能・・・同じ収穫年でも産地によって葡萄の出来不出来がまちまちです。オーストラリアでは、産地ごとにワインを造るのではなく、いろいろな産地のできのよい葡萄をブレンドして醸造しているので、品質が安定しているといわれます。
④醸造技術の水準が高い・・・オーストラリアにはマスターオブワインを取得しているワインメーカーが多いですね、伝統とかしきたりにこだわりが少ない分、新しい技術を取り入れる意欲がより高いといわれています。
⑤ラベル表示が明確・・・必ず葡萄の品種、産地、収穫年が表示されているので、とても選びやすいのです。
日本にはイタリア料理、フランス料理、地中海料理、中華料理、エスニック料理ってのはよくあるけれど、オーストラリア料理専門店ってーのは滅多にありません。さて、その日本では今、『ラム肉は健康にいいだっちゃ!』ということで、ジンギスカンが流行ってるっていうじゃありませんか、この機会に便乗しちゃいましょ!『・・・いやいや、ジンギスカンにはやっぱ、ビールでしょ!』、というのは冷静沈着な正論です。が、でも、しかし、日本でも手軽で美味しい豪州ワインが飲みたーい!と思っている人は少なくないはずです。・・・と思っているのは、ボクだけでしょうか?
(つづく)


