ちょっと時間が経ってしまいましたが、四月六日に、結婚しました。三年前に二人が付き合い出した日ということで、この日がいいと思ってたんですが、必要な書類である出生証明書がアメリカからなかなか来なくて諦めていた当日の午後二時、郵便受けに入ってました。

慌てて、それを翻訳。約45分。その間にJが現住所があった区役所に自転車で。外国人用の住民票にあたる外国人登録記載事項証明をもらう。

借りていた父親の車でJを拾い、実家に向う。Jの自転車は区役所におきっぱ。約一時間半。午後四時すぎに実家の市役所に到着。

市民課で提出したものは、
1.婚姻届(保証人は僕の両親)
2.イリノイ州から 出生証明書 birth certificate
3.アメリカ領事館から Affidavit of Competency to Marry(婚姻要件宣誓書または婚姻要件具備証明書)
4.現住所のある役所から 外国人登録記載事項証明

市役所の人も分かってなくて、資料の本を開きながら、周りのひとに聞きながら。まず僕の戸籍を、実家の家族から独立。これのメリットもデメリットもよく分からず質問したら、

市役所の人は、「日本の戸籍システムはきれいやから」と誇らしげ。(戸籍システムで苦しんできた人たちの話しか聞いたことがなかったから新鮮でした)。
「中国にもあるけど、そんなもん。。。」

いやいや役所の人間が何を言い出すねん。ていうか質問と関係ないやん。それはあんたの事務処理にとってのメリットやん!

一応いろいろ考えて戸籍独立することにしたら、

次は「それができるか見にいかなあかんねん」って市役所の人。「○○さん、今、この人のとこ見に行ける?」

え、何?見に来る?家来るの?

○○さん「この場合は行かなくていいんちゃいますか?」

「いやいや、行かなあかんやろう。」

何、うちの実家を見に行って、戸籍が独立できるか見に来るの?どういうこと?

思わず質問。「うち来るんですか?なにを見にいかなあかんのですか?」

「そりゃ例えばな、皇族の土地とか、いろいろあんねん。そら見に行っとかなあかんねん。○○さん、見てきて。その間に、Jさんの外国人登録をしよか。」

まさにミスコミュニケーションの連続。質問に答えてくれないわりに、作業だけは進めようとしてくれる。

で、あの○○さん、実家見に行ったん?
三分後、○○さんが帰ってきて、「大丈夫でした。」

早っ!どこ行ってたん?市役所内にそういうデータベースがあるんやん。そう言って。

「ほな、同じ住所で大丈夫やな。」

無理やったらどうなってたん?もうなんの質問もしないでおこう。

ただ結婚できたらそれでいいわ。

次にJの住民票を変更。

最後に婚姻届。

全て言われるままに書き足し、書き直し。

市役所の人、「そこにチェックいれて。」「印鑑押して」「同居は今月からやろ?」「そう書いとき。」

「はい、終わり」

あら、結婚できてもうた。Jは僕の妻欄ではなく、戸籍の備考欄みたいなところに載るらしい。うーん。誇れない。いやいやこれは国籍が日本にない人の話やから、別やから。うーん。戸籍システムのメリットって?事務的に「きれいに」できてるだけ?

ミスコミュニケーションの連続から、質問をする気が失せてしまった。

最後に浮かんだ大事な疑問。

Jの苗字はどうなるの?

まあいいわ。帰って調べよう。

iPhoneからの投稿

日本(関西)以外で暮らすことが長く、自分がマイノリティであることを感じれば感じるほど、自分がマジョリティである日本(特に関西)で、マイノリティと して生きる人の人生が気になる。海外ではもちろんめちゃくちゃ楽しいこと、自由を感じることもたくさんあるが、直接的な差別を受けたこともあるし、もっと 分かりにくいマイノリティが経験する構造的差別やハンディキャップの問題もあって、それはなかなか人に話しても理解してもらえないことも多い。



祖国と母国とフットボール ザイニチ・サッカー・アイデンティティ/慎武宏
¥1,890
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この本は、チョンテセなどの在日のサッカー選手の歩んできた道をインタビューを中心に分かりやすく書かれている。サッカーは自分もしていたし、90年ワールドカップあたりからずっと見てきてるから、在日プレーヤーたちの事が気になっていた。昔からとても上手い在日のプレーヤーはいたが、朝鮮学校のサッカー部は、日本のたとえば高校の選手権にでれなかったり、国を代表する選手になれなかったりした。Jリーグ誕生時も、日本国籍がないため、世界の名だたる外国人プレーヤーたちと3つしかない枠を争わせれたり、在日枠もできたが1つしかなく、、プロになれなかったり。いろんなハードルを、当時のプレーヤーや指導者が少しずつ門戸を開くように、システムを変えるように努力して、長い時代を経て、今チョンテセなどが、北朝鮮代表でプレーしたりして、北朝鮮と日本との草の根的な友好関係を築いている。


特にアンヨンハッの話は感動的て、彼は日本生まれ日本育ちJリーグでプレーして、北朝鮮代表に選ばれ、なおかつ韓国のKリーグで今年まで4年プレー。北朝鮮を南アフリカW杯に導いた。新潟時代には拉致問題に関連付けられ、北の工作員と中傷されたりもした。しかしいつも謙虚で前向きな彼は、どこに行ってもチームの精神的主軸で、北朝鮮の選手とも韓国の選手とも日本の選手、サポーターにも慕われている。彼は、北朝鮮では、日本や韓国での生活やサッカーのこと、ときには給料のことを聞かれたり、韓国では、北朝鮮や日本のことを聞かれ、日本でももちろん、北朝鮮や韓国のことを聞かれる。そのたびに、真摯に答えて、相手の誤解や先入観を解こうと努めている。


彼はザイニチのため、日本を出るときは、再入国許可証。北朝鮮代表としてプレーするときは、北朝鮮のパスポート。彼が北朝鮮籍のため、韓国入国は3ヶ月しか持たない臨パスと呼ばれる、旅行証明書を、毎回申し込んで入国するらしい。手に入れるまでに2,3週間かかるらしい。韓国Kリーグでプレーしていて、北朝鮮代表に呼ばれるたびに、まず韓国と北朝鮮は国交がないため、日本に飛び、再入国許可書でに入り、北朝鮮に飛び、パスポートで入り、臨パスを申請しておいて、毎回新しい臨パスで韓国に戻るということだ。代表選手が自国に帰ってプレーしてまたチームに戻ることは、世界中で、毎週のようにあることだ。そのたびに、これは本当に大変だ。そんな彼の日本での結婚には、在日や日本人はもちろん、韓国からのゲストがきた。さらに日本に来ることが難しく参加できない北朝鮮の選手からも電話で祝われたらしい。彼こそ、まさに国際人。これこそ真の国際結婚と言えるのではないだろうか。


彼のバランス感覚と前向きさを感じたのが、以下の部分。

「日本であれ、韓国であれ、朝鮮であれ、歴史を学ぶとき、各国は自分たちを守るがために、あんなことをされた、こんなことをされた、許してはいけないと、相手を憎むように教えてはいないだろうか。そうではなく、そんなことがあったらその失敗や過ちを二度と繰り返さないようにしようと、教え学んだほうが、前向きになれるし、お互い分かり合えるのではないだろうか。朝鮮も韓国も日本も自分たちの主観でしか物事を見ないから、相手を憎む。結果的には、それが自分たちを傷つけるんではないか、そう安英学は考える。」(p.195)

そんな彼は、この三国のどの立場も理解できて、尊重できて、橋渡しになれる在日に生まれて、本当によかったと思うと語っている。

「国境という境界線があるなら、その境界線に立てるのが在日のメリットだ」と。

アンはどうやら、同い年のようだ。前向きなバランス感覚を強く尊敬する。




婚姻届に必要な書類はDAY1で触れましたが、やっかいなのが、電話でいろいろアメリカの家族に聞いて回った出生証明書 birth certificate。結局オリジナルが見つからず、イリノイ州から発行してもらうことに。国際発送もあって、さらにその申請にサインや身分証明をFAXで送るので、計100ドル(1万円)程度の出費。

ということで婚姻届申請は出生証明書(birth certificate)待ちで、先走って、配偶者ビザの取得方法を確認しておきました。

大阪入国 管理局に電話して聞きました。
―在留資格変更許可申請書(打ち込み可) 入国管理局のWEBページより
―日本人側の戸籍謄本 市役所より
―日本人側の住民票の写し  市役所より
―収入の多い方の住民税の課税証明書と納税証明書 市役所より
―結婚の経緯を書く質問書(手書き) 入国管理局のWEBページより(申請の案内ページ)
―二人のスナップ写真 2,3枚程度
―身元保証書(手書き) 入国管理局のWEBページより

その他当日は本人だけでいいらしいですが、 パスポートと外国人登録証を提示することも必要

月-金 9-12 1-4
かかる日にち、大体2週間から2ヶ月

配偶者ビザに変えるメリットは、
―好きな仕事ができること。転職も自由。また働かなくても大丈夫。(現状のJのビザは、職種が限定された就労用のビザで、それを発行するのに雇い主からのサポートが必要で。その心配がなくなる。)
―また、将来的には永住ビザに申し込む際、受け入れられやすくなる。(配偶者ビザなんかの3年以上ビザで、3年以上結婚していることが必要らしい。)永住ビザなら3年とかの制限がないから、毎回更新しなくていい。

こうなるとアメリカのグリーンカードと同じ様なもんだということが分かった。
しかし書類多いなー。いつやることになるやら。