(2024年度-No.60)

行った日:2024.8.2(金)~3(土)

ブログ作成日 :2024.8.14(水)

 

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前回は 樹齢1,000年以上の大カツラを軸に

二人の方との出逢いを交えて 書き進めましたが

今回の主役は 「たじま高原植物園」に 静かに咲く花たち

 

*花の名前は いくつかの植物図鑑で確認はしたものの

正確かどうかは 確信が持てません まちがっていれば教えてください!

 

ここは 見せるための派手な演出は 一切ない 自然を活かした植物園です

 

この「ギボウシ」のように 草陰で何気なく咲いている姿を

見逃さないように 注意深く散策しました

この「ギボウシ」は 朝開いて午後にはしおれる 儚い命の一日花

そうして見てみると 「よく咲いていてくれたね」と 愛おしく感じます

 

「サルスベリ」のように 派手に咲く花も もちろんあります

 

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ふきに似た花を咲かせる 「オタカラコウ(雄宝香)」

防虫剤や香料にする 宝香(樟脳)に似る匂いが

根にあるので名付けられようです

 

名前がわからず その場で調べても すぐに忘れてしまいます

妻は 携帯で写した後 名前を こうして書き込んで保存します

グッドアイデアです!

 

フキの花に 似ていますね

 

そのそばに すこし似た花が 咲いていました

でも 茎の太さも 花弁の数も 全然違います

 

良く咲いている花を探すと・・・

「キンミズヒキ」・・・「ミズヒキ」とは かなりイメージが違うので

調べてみると 「ミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科」

そもそも 科が違う 全くの別物でした

 

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これはまた 変わった花 咲き終わりでしょうか?

 

辺りを探してみると・・・

咲いていました・・・「タイマツバナ」

松明の形から名付けたのでしょうね

 

咲き終わりも いい感じ

殺菌力のある精油成分を含み 喉の痛みや消化不良に効果があるそうです

柑橘に似た香りに 鎮静効果が期待できるそうです・・・匂えばよかった

 

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<タケニグサ>

茎が中空で 竹に似ているから この名がついたそうです

地味ながら 味わいのある花です

 

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写真に撮りにくいのは 「バイカモ」

花が小さく 白く飛んでしまいがちです

 

でも 清らかな水の流れに 逆らわず流されず

静かにかわいく咲くこの花を なんとか写してやりたいと思います

露光量を変え 花を活かすと 藻が暗くなる・・・悩ましい

 

 

同じく 白さが際立つ 「ハンゲショウ」

花が細くフワッと咲いて 目立たないので

近くの葉が 化粧したように白く変化し 虫を呼びます

 

この花を見るたびに 自然が生み出す すばらしい知恵と工夫を 感じます

 

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つい見落としてしまう <ミソハギ>

 

目線前方の 少し上に見つけた 花の群生

 

秋の七草「フジバカマ」 スッと立ち並び格好いい!

 

 

フジバカマに似ているけれど 色や葉の形が違う花もありました

これは 「ヒヨドリバナ」

 

この花の蜜を求めて 冬は南西諸島や台湾 夏には日本各地へ

数百から千kmにおよび 唯一渡りをする不思議なチョウ

アサギマダラで知られた花ですね(植物園のスタッフさんのお話から)

 

 

 

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前回も少し触れた 「フシグロセンノウ」

目立たない花で 枯れ葉などとまちがいそう

 

でも よく見ると 園芸種のようにかわいい花です

 

 

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これも 見落としそうに 静かに咲いた 可憐な花です

 

小さな ハスの花のよう・・・

 

マニアの憧れ・夏の風物詩として 名の知れた 「レンゲショウマ」

日本固有の1属1種の植物だそうですよ

 

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こうして 目立たず 静かに かわいく咲く花たちを

眺めている疲れた目を 癒やしてくれるのが 「シダ」

 

 

 

こうして 「たじま高原植物園」を堪能した半日

 

千年の命を繋ぐ大かつらと 周りの山々から集まってきた水の恵み

お世話くださっているスタッフのみなさんに 感謝を込めながら

今回のブログを 終了します