(2024年度-No.38)

行った日:2024.4.21(日)~24(水)

ブログ作成日 :2024.5.1(水)

 

本題に入る前に 6回にわたるガーデニング教室の

最終回として 昨日 老人ホームの前庭で

小雨の中 花壇造りをしてきました

 

 

5回にわたる座学と 今回の実戦で

色々楽しく学べ 大いに役立ちもしました

 

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では 前回の「首里城周辺から戦争遺産と沖縄の今」に続いて

今回は首里城に焦点を当てていきます

 

「第32軍司令部の壕」から

通常見学コースに戻る途中に「円鑑池」があり

そこには変わった鳥がいました

 

観音アヒルというそうでカモ科の鳥だそうです

 

そこには「弁財天堂」という 簡素なお堂がありました

15世中頃に朝鮮半島の王から送られた

重要な仏教の経典を安置するために建設されたようです

 

このお堂へは 「天女橋」を渡ります

琉球の石灰岩で作られたこの橋は 

中国南部に見られる橋の設計に基づいて作られたようです

中国と琉球諸島の文化や美意識の重要な交流を伝える建造物でした

 

あんなに多かった観光客も ほとんど来ない

首里城・北の城壁のすぐ外にある「円覚寺」

琉球王朝の菩提寺として創建 

琉球で創建された最初の大規模な仏教寺院であり

日本、中国、朝鮮半島と琉球との間の文化的繋がりを表す重要なシンボルです

 

 

山門の隙間から中をのぞくと

本土の寺院では見ることができない装飾の橋が・・・

これはちゃんと見ておきたい!

横に回り込むと 全体を見られる場所がありました

先ほどの「天女橋」ともちがう味わい

 

<久慶門 ↑>

いよいよ 首里城本体に迫ります

 

本土の城とは 石垣の様子がだいぶ違います

石材は石灰岩のようで 加工は容易と思われます

<城壁外の石段と石垣 ↑>

この石垣は 石を四角く加工して積み上げる

「布積み」という技法だそうです

 

こちらは 5角形や6角形に加工して

互いにかみ合うように積む「相方積み」という技法

 

そして最も特徴的なのは頂部の形↓

 

「隅頭石(すみがしらいし)」という

突き出した石があります 

単なる装飾なのか 角を嫌う沖縄の信仰からなのか はっきりしないようです

 

この後 さらに上がって

「上の毛(うぃ-ぬもう)公園」から 町並みを見ると・・・

遠く西側には 東シナ海が望めます

 

ここから城郭周りを下り

いくつかの石の門をくぐって

 

いよいよ城内に入ります

<再建間なしの首里城>

ご承知の通り 2019年10月31日未明発生した火災により

再建間なしの正殿をはじめ 9施設が焼失しました

 

<以上二枚は「時事通信社」の写真を引用>

 

今は再建途上で この建屋の中で作業が行われていました

 

再建の様子が見えるように ガラス張りにしてくれてはいましたが 作業は行われておらず 残念!

 

焼けた「龍頭棟飾」の口髭↓

焼け落ちた「雲型飾瓦」↓

 

修復作業場↓

 

復元工事のエリアを見た後

「東(あがり)のアザナ」と呼ばれる位置から

首里城背面を 図で見てみました

この辺りは やはり本土の城郭と雰囲気が異なります

 

これは湯屋だそうで 下で沸かしたお湯を

ここまで運び込ませたと言う驚きの場所です

 

これも 解説を読んでびっくり

ここにも戦争遺産と思いきや

・・・女官達の息抜きの場

「ウシヌジガマ」というそうですよ

 

こんなところで息抜きせざるを得ない

女官達の思いはいかに・・・

 

代わりに 見学後の疲れを癒やすため

私が ビールで息抜き!

 

この後の 城下「金城町」散策は次回にします