(2024年度-No.23)

行った日:2024.2.28(水)

ブログ作成日 :2024.3.5(火)

 

前回のブログへのコメントで

雪餠草を初めて見た時感動でしたが、座禅草もすごい!」

というお声を頂きました

 

<六甲森林植物園で 2022.5.6に撮影した雪餅草>

 

花や取り巻く葉(仏炎苞)の様子は違うものの

同じサトイモ科で どことなく似ていますね

 

 

座禅草の花言葉は 「沈黙の愛」「ひっそりと待つ」

雪餅草の花言葉は 「苦難の中での力」

 

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さて 前回予告した

「お地蔵様の足元に咲く 白くかわいい花」

 

その花が咲くお寺は 伊吹山の麓にあります

これまで伊吹山に関して 私は大きな誤解をしていました

 

この白く山肌が露出しているところを見て ず~っと

「石灰岩の採掘=乱開発による崩落」と思っていたのです

しかしこれは 自然に崩落したもので 石灰岩採掘地は その上方だそうです

 

本題から二回続けざまに 話が脱線したので 戻します

 

お寺に向かうため 民家の建ち並ぶ山道を

一気に上がっていきます

 

<足元の福寿草>

 

<マンサク-花言葉「幸福の再来」「ひらめき」>

 

<南天の実>

 

<ロウバイ-花言葉「奥ゆかしさ」「慈愛」>

 

<これから咲くミツマタ-花言葉「強靱」「肉親の絆」>

 


その境内の裏山に ひっそりと咲く小さな花

 

それが 節分草

 

 

なんとも愛らしい

 

晩秋から冬にかけて 白い芽を伸ばしはじめ

 

晩春には 地上部を枯らして休眠に入ります

 

透き通った花弁のように見えるのは 額が変形したもの

寒さから中の花を守っているのです

 

淡紫色は 雄しべの葯 先が二つに分かれた黄色が蜜腺

 

花言葉は 「気品」「光輝」「微笑み」

花のイメージに うまくあっています

 

でも「人間嫌い」という花言葉もあるそうです

<節分の時期にまめを投げられ 追い払われる鬼の心を表現>

 

セツブンソウに似た花があります

それが 前回のNHK朝ドラ「らんまん」で

一躍有名になった「梅花黄連(バイカオウレン)

 

 

万太郎が 母ヒサのために 取りに行こうとした
第5回の最後で 一面に咲いていた あの白い花です

 

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ここ伊吹山は そば発祥の地  だ・か・ら 

春を告げる 様々な花を堪能したあとは・・・

入り口前の椅子で しばらく待たされたあと

中に入って注文してから さらに待つこと30分

 

 

しかし 待った甲斐があり

そばの風味と のど越しのよさ

素材を活かし シャキッと揚がった天ぷらに 大満足

 

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座禅草とセツブンソウと 伊吹そばで 

贅沢な早春を堪能したものの

折角ここまで来たので 小谷城跡の近くにある

「西池」にも寄ってみました

 

陽が小谷山で遮られ 暗い湖面に

たくさんの水鳥たちが 集っていました

 

ここは 保護のための柵で 鳥には近づけません

しかし 整備された観察小屋の望遠鏡が自由に使えます

ここは オオヒシクイ飛来の南限飛来地としても有名ですが

すでに 北に帰ってしまったようです

 

<ホトケノザ>

 

<オオイヌノフグリ>

 

鳥たちの 時折聞こえる鳴き声を聞きながら

足元に咲く野の花たちを見

今日一日を振り返って なにやら心がなごみました