(2024年度-No.21)

行った日:2024.2.18(日)

ブログ作成日 :2024.2.29(木)

 

先日 ある本を読んでいると 瀬戸内寂聴さんが

エッセーの中で 釈迦の言葉を紹介していました

心に残ったので 引用してみます

 

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すべての者は暴力におびえ、

すべての者は死を恐れる。

すべての<生きもの>にとって生命は愛しい。

わが身にひきくらべて、殺してはならぬ。

殺させてはならぬ。

 

法句経 -「ダンマパダ」第129・130偈

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さて 長々と書いてきた斑鳩遊歩録も 最終回

今回は 郡山城限定版です

 

 

カラーのマンホールを見ながら

とうとう最終地-大和郡山に着きました

 

南の竹林橋から 登城

 

野面積みの石垣の 向こうに見えるのは

歴史の宝庫と言われる 「柳沢文庫」

 

 

城内は 以前来たときとは打って変わって

随分美しく 整備されていました

 

<柳澤神社>

 

<令和3年に再建された「極楽橋」>

江戸時代に 本丸登城の入り口だったそうです

 

内堀の石垣も天守台も 急ごしらえの城なので

石臼や墓石 中には石仏などの「転用石材」が

多用されていることで 有名です

 

天守台の石垣の裏に回ってみると

こんな木札(卒塔婆)が 立てかけられています

 

横の空間の奥を 写してみると

 

 

小銭が投げ入れられた上側の石に着目!

 

クルッと180度回転させて 明るくしてみると

お地蔵様が転用されて お城を支えておられます

ある意味 奈良らしい転用です

 

天主台に上がって 郡山から奈良の町を見てみました

東 - 明治の館「福祉会館」や

番屋カフェ 柳澤文庫が見えます

 

右に向けていくと・・・ 

左に向けて よく見てみると・・・

 

北を眺めると 西ノ京・薬師寺金堂や東西両塔 さらに

平城宮跡の朱雀門や大極殿がはっきりと確認できました

 

古の繁栄を彷彿させる景観を堪能したあと

先ほどの極楽橋を渡って 常磐曲輪に移動

<柳澤文庫入り口>

 

見事な梅林が広がっていました

 

 

 

 

 

 

 

 

梅をゆっくりと堪能したあと 追手門を抜け

 

追手向櫓と別れを告げ 辻のお地蔵様にもご挨拶

 

 

こうして 近鉄電車で帰路につきました

全行程 : 7時間弱

歩いたすべての距離 : 19.7Km

歩数 : 28.996歩

 

*** 次回ブログは 「湖北で出会った花々」をお送りします ***