(2024年度-No.2)
行った日 :2024.1.2(火)
ブログ作成日 :2024.1.4(木)
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庭に出てみました
木々が 寒さに負けず 可愛い冬芽を付けています
<ドウダンツツジ>
時折の暖かな日射しは 馬酔木の花芽を輝かせてくれます
<アセビ>
・・・ 馬酔木といえば 奈良公園 ・・・
二日は 妻が通う「一筆画」の先生が 作品を展示されているということで
奈良・上三條のギャラリーに行きました
「邂逅(かいこう)展」
その方の 藍染めの作品は 細やかな絞りの連続と
左右に配置された 大と小・白と藍・丸とトゲ
そんな対比の中に 今の時代の混沌とした状況を感じ取りました
美しく 丁寧に染め上げられた大作に 感動
「邂逅」とは 思いがけない出逢いのことですが
まさに「邂逅」・・・知り合いの作品を見つけ ご本人とも出会えました
その人の作品がこれ ↑
鮮やかな色使いや構図に 笑いと元気を頂きました
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「邂逅展」見学後 近くの「率川神社」を参拝
「率川神社」・・・なんて読むんだったかな~?
思い出せません・・・「いさがわじんじゃ」でした。
↑<2021.3.17 撮影>
そう言えば 猿沢池のそばに
船に乗ったような「率川地蔵尊」があったことを 思い出しました
この川の 下流に当たるんです
ここは春日大社よりも歴史は古く 奈良市内最古と言われています
春日造檜皮葺の美しい社殿が三棟一列に並び 芸術作品のよう
人が少なく 落ち着いて参拝できました
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この後 三条通(暗奈良街道)を東に上がります
奈良らしい 虫籠窓がある町屋の「ローソン」 ↑
目立たず佇む 地蔵尊(鎌倉時代の作です) ↑
登録有形文化財「南都銀行本店」 ↑
古代ギリシア建築における建築様式(イオニア式)を模した列柱 ↑
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いろんな老舗や 土産物屋 食べ物屋を見ながら
落款を彫るための 石と彫刻刀を買い
猿沢の池前のスターバックスで 昼食をとりました
穏やかな午後 池の周りでは ベトナム語・韓国語・中国語
中にはアラブ系と思われる言語が 飛び交っています
ここから 興福寺境内に入りますが 急な石段をあがり
人が余り来ない 西端の 三重塔に行きます
興福寺といえば 五重塔をイメージしますが
隠れた こんなに美しい三重塔(国宝)もあるんです
階段正面には 北円堂も見えますが
ここから見る南円堂は 見慣れた姿とは違います
正面から見た南円堂は・・・
日本で最大の八角堂で 藤原氏の権威を感じます
興福寺五重塔(修理中) ↑
今でこそ ここから平城京は見えませんが
かつては都を見下ろす高台であり 天皇をしのぐ藤原家の権威が忍べます
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更に東に進み 春日大社を目指します
国立博物館 資料センター ↑
和洋折衷の建物 ステンドグラスがはめられた
花頭窓風の装飾が素敵です
参道に立ち並ぶ 春日灯籠↑
「砂糖商 大阪伊藤茂七」と刻まれています
出店で楽しむ外国の方々の姿などをみながら参道を進むと
途中から 道を埋め尽くす 大行列
本殿までまだまだ距離があるので 脇道に逃げました
そこは鬱蒼とした 「下の禰冝(ねぎ)道」
木の幹に絡みつき 上に大きく伸び進む藤
まるで「森の妖怪」のようです
この道の先にあるのが 「志賀直哉旧宅」 ↓
ここからは 帰路につきます
鷺池に浮かぶ 浮御堂
池は 水が干され 鳥の足跡が見えています
茶屋が並ぶ 浅茅ヶ原園地は 鹿達の楽園
あちこちで ひなたぼっこをしています
なんとも可愛い 眼差し
逆光に輝く姿は どことなく神々しい
ほとんど観光客には気づかれることがない
興福寺の子院「菩提院大御堂」横を通り
猿沢池の畔を抜けて 近鉄奈良駅前に到着
行基菩薩像にご挨拶をして 奈良公園周辺の散策を終えました
歩いた距離・・・約6Km・13000歩