​​​​鰤街道を縫って飛騨古川へ・・・その2 

 

<宇津江四十八滝 王滝↑>

 

(2023年度-No.50)

行った日 :2023.7.24(月)~26(水)

ブログ作成日 :2023.8.7(月)

 

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午前中 宇津江四十八滝巡りで涼を楽しんだあと

午後は 18年ぶりの飛騨古川を訪ねました

 

 

まずはホテルに アッシー君の「オーラ」を預けます

駅前のリーズナブルなホテルですが とある思い出が・・・

それはさておき 散策開始

 

 

まずは 「JR飛騨古川駅」の駅舎を訪ねます

 

丁度入ってきた ハイブリッドカー・高山線新型車両の特急「ひだ」

 

 

車窓から見える乗客のほとんどが 外国人で驚き!

 

ここから少し歩いて 増島城址を抜けたところで

こんな立派な建物に 出会いました

 

 

これ なんと小学校なんですよ

校章のある壁面の下は職員室で 外から丸見え

まるで文化ホールみたい

 

ここから荒城川に沿って 吉城橋付近まで来ました

 

 

正面に見えるのは弁財天堂と

白壁土蔵街に流れる瀬戸川用水路

 

この弁財天堂に向かうと その中に収められているのは

 

 

樹齢千年あまりの トチの原木を彫り上げた

七福神のなかの 唯一の女神 美しい弁財天の像でした

 

 

その横には 「手づくり郷土賞」という銘板が貼られた

石造物が・・・

瀬戸川用水路に繋がるところを見ると 取水用の樋でしょうか?

 

だとすると 水の神「弁財天」とうまく符合します

 

瀬戸川用水路にかかる石橋で 2005年の夏に写した写真があります

 

18年前だからまだ現役の頃(56才)・・・若いわ!

 

同じ場所で撮ってみました

 

 

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あまりの暑さの中 熱中症になりそうなので

喫茶店を探すものの 閉じている店が多く 困りました

 

案内所で教えていただいたのが 古民家を改装した喫茶店

ここのメロンパンは 一日12個限定だそうです

 

 

 

店先も店内もシックな雰囲気ですが 今ではあまり見かけなくなった

プラスチィック仕切り板が まだありました

 

 

ここで珈琲を注文???

 

 

・・・ではなく ついついビールを注文!!!

至福の一杯でした

 

これで 元気回復 また散策に出ます

 

小さな町なのに 立派な寺院がいくつもありますが

一番大きな木造建築が「本光寺」本堂

 

 

本堂周辺に施された彫り物の豪華さには 圧倒されました

 

 

ここの境内にあるのは 小説「女工哀史」で描かれ映画化された

女工達のブロンズ像

 

 

野麦峠を越え 諏訪・岡谷の製糸工場まで旅立つ少女達が

最初にここに集められました

写真の後ろに写る「八ッ三旅館」は 少女達を買い

現地まで送り届ける「検番さん」達が泊まった宿として 有名です

 

この像を見ながら 若い頃に見た 大竹しのぶ主演の映画

「あゝ 野麦峠」を 思い出しました

 

 

こちらも すぐ近くにある「真宗寺」です

近くの橋から眺めると 巨大な大屋根が見えます

 

 

古い町並みの中で モダンな建物もありました

 

 

木造二階建てながら オーダー風の柱やドイツ壁

縦長の大きな窓など 昭和初期の雰囲気を醸し出しています

 

 

渡邊酒造↑

 

 

瀬戸川が行き止まる辺りに 石橋が架かっており

鯉の餌やり場がありました

 

 

祭り広場の辺りにも立派な石組みの水路がありますが

これが 町ができた頃からのものかどうかは 確認できません↓

 

 

この瀬戸川が 武家屋敷を囲う堀であったろうことは

次の写真で 推測されます

 

 

近くにある「飛騨の匠文化館」はすでに閉館

樹齢700年と言われる 大いちょうが堂々と立っていました

 

 

散策中に さくら物産館で地元の方の作品や 

飛騨の重厚な家具などを鑑賞したなかで

一つの作品に目が行きました

 

春慶塗の椀にのったコーヒーカップです

落ち着いた塗りの色合いと 白磁に描かれた

上品な絵の組み合わせが気に入り 聞いてみると非売品 

 

残念でなりません

 

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さあ ホテルに帰ります

 

18年前に ここ古川の町に来たとき 

昼食を食べたのが 「登茂恵(ともえ)ホテル」

その時の雰囲気の良さが 今回の宿泊に選んだ理由です

 

<十八年前の写真>

 

その時は 「在郷料理(ざいごりょうり)」と言って

地元の食材を使った美味しい料理を 炉を切った個室で頂きました

 

 

今回も その「在郷料理」と 飛騨牛を組み合わせた夕食

 

 

お酒もタップリ頂き 余は満足じゃ!

 

 

これにて 「鰤街道を縫って 飛騨古川へ」の一日目が終了です

次回は二日目・・・「ノーベル街道」を走ります!