(2023年度-No.14)

出かけた日  :2023.2.9(木)

ブログ作成日 :2023.2.25(土)

 

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前回 まちがって 「新オランダ堰堤」を訪ねたことを書きました

 

そこから 滋賀県立美術館に行く途中の県道で 隧道を抜け

それが気になって 車を止めてみました

 

 

上を鉄道が走っているように見えますが そんな気配はありません

こんな場合 天井川であることが多いですね

 

前回書いた 湖南アルプスの歴史とともに

この先に大戸川があることを考えると

土砂を大量に運び 天井川になったことは 容易に推測できます

 

 

扁額から推測すると 上を流れるのは「宮川」なのでしょうか

 

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いきなりおまけの話から始まりましたが

ここから北に少し走り 美術館に着きました 

 

 

10年前に来たときは 「近代美術館」という名称でしたが

いまは「近代」が取られています

 

株式会社日建設計・担当小角亨の 素敵な建物です

 

 

展示室以外の通路は すべてガラス張り↑

 

 

ポツンと 椅子が置かれた ギャラリー↑

 

 

中庭にある アレクサンダー・コールダーの作品

鋼鉄製で 「フラミンゴ」

 

 

彫刻の庭に面した通路の 窓ガラス

結露した窓には うっすらとデッサンの跡が残り オシャレです

 

 

庭には 遊具と共に ケネス・スネルソンの

アルミ・ステン製 「ニードル・タワー」

不安定に しかししっかりと立っています

 

 

今回の一番のねらいは このポスターにある

川内倫子さんの写真展  *撮影OKでした

 

 

独特の雰囲気に包まれて 作品が展示されていました

 

 

 

次のような 日常のちょっとした場面を

光と影をうまくいかしながら 見事に切り取った

ホッとできる作品が たくさん並んでいました

 

 

また 川内倫子が「写真集やまなみ」でとりあげた

障害者福祉事業所<やまなみ工房>をテーマにした作品も

そこを利用する人達の作品と一緒に展示されていました

 

 

 

阿蘇の山焼き行事を撮った作品と 外の風景を溶け合わせた

面白い展示法にも 驚きました ↓

 

 

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このあと 上の写真に写った「夕照庭(せきしょうてい)」をまわってみました

 

 

この公園やお庭がある周りは いくつもの大学 大病院

社会福祉諸施設 公園 卸売市場 近代的な工場などが並びます

 

 

そうした場所にふさわしい 落ち着いた雰囲気に満ちていました

 

 

 

どの季節に来ても それぞれの味わいを楽しめそうです

 

 

鴨や鯉にお別れの挨拶をして 琵琶湖文化公園とお別れしました

 

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さて オランダ堰堤に行けなかったことが

どうしても心残りで 寄っていくことにしました

(ナビに行く道を相談し 目的地設定!)

 

 

ここは 草津川の源流にあたる様です

そういえば 草津川も大変な天井川で知られます

 

 

遠くに見える 金勝山(湖南アルプス)の山肌 岩肌が 露出しています

このことについては 前回に触れましたが 看板でうまく説明されていました

 

 

さて そのオランダ堰堤とは

 

 

駐車場に車を置き すこし登山道を進むと 見えてきました

 

 

前回の「新オランダ堰堤」よりも 規模が大きいようです

 

 

切り石は 高さはあわせてあるものの 幅は必ずしも統一されておらず

そこにどんな意図があるのか よく分かりません

 

 

構造図があったので 載せておきます

 

 

上からだけではなく 途中からも水が漏れ出ています

 

上がってみると 前回の「鎧堰堤」ほどの広さはありませんが

水の溜まりは多そうです

 

 

説明板もキチンと整備されており 重要視されていることがうかがえます

 

 

デ・レーケ博士の像↓

 

 

以前から見たかった 「オランダ堰堤」を確認し

満足して駐車場に戻る途中 ブロンズ像を見つけました

 

 

なにを意図した作品かは分かりませんが

きびしいウクライナの状況を受けて 私には

戦車の前に座る 親を亡くした子どもの姿に見えました

(勿論 この像とそれとは 全く関係がありませんが・・・)