(2023年度-No.07)
出かけた日 :2023.1.26(木)
ブログ作成日:2023.1.31(火)
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雪の京都 渉成園と大原三千院を廻った後
滋賀県との県境 雪深い「途中峠」を越し
穴太積み石工のふるさと 坂本にある
旧竹林院の庭園を訪ねることにしました
この地は比叡山の麓の門前町で
旧竹林院は里坊の一つで 延暦寺の僧侶の隠居所です
地形をたくみに利用して滝と築山を配した
四季折々の風情を味わうことができる
約3,300㎡の庭園があります
その庭園の雪景色を楽しみにしながら
受付に向かう 石敷きの通路
石工ー穴太衆(あのうしゅう)の町にふさわしい
雰囲気を味わうことができます
奥に見える門が 庭園への入り口
雪が深いと思い 長靴をしっかりと履いて来ました
ところが 「雪が積もりすぎて危険」
ということで 庭園には入れないとのこと
折角 長靴を履いてきたのに・・・
やむなく 玄関で長靴を脱ぎ
室内からの拝観と言うことにしました
まずは 一階から 雪の積もった庭園を
ガラス越しに眺めます
2021年12月に写した この庭 ↑
アップダウンがあり 石橋もあって 確かに危険です
その庭も 雪で眺めが一変です
自己責任で まわってみたかったけれど
渉成園でも 肝心の回棹廊から縮遠亭にかけての 築山へは入れず
どこも同じ措置を とっているようでやむを得ません
そこで 室内からの撮影を楽しむことに
この大きな座敷机は 表面が磨き込んであり
鏡面のように 外の風景が逆さに写り込みます
その机を活用して 幻想的な写真が撮れるように
うまく仕組んであります(リフレクション撮影)
こうして 鏡面の世界に入り込む事ができます
なにやら 水族館のようにも見えますね
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二階に上がってみます
ここにも座敷机が おいてあります
こうした窓からの眺めも
リフレクション撮影では すっかり変わります
こうして 違った視点から庭を楽しんだ後
旧竹林院から離れることとしました
お別れの挨拶をする 鬼瓦
また機会があれば 今冬の雪景色を
お送りしたいと思います
参考 「リフレクション写真について」
物を映し出す水面や鏡などを使った写真を 「リフレクション写真」と言います
例えば 雨に濡れた路面に映し出された光景を写すのもそれです
↑ これは 北海道旭岳近くの「青い池」で 6年前に写したもの
池が周りの風景を映しだしているのですが
鏡面がどこにあるかはっきりせず 不思議な絵になっています
池に映り込んだ空の方が 色合いが深くて神秘的です