(2022年度-No.64)

出かけた日: 2022.11. 2(水)

ブログ作成日:2022.11.6(日)

 

******************

 

昨日と今日(6日)は 「天ノ川もみじまつり」が3年ぶりに行われ

洞川周辺は混雑しそうなので 一足早く出かけました

 

洞川へは 大淀町から国道309号を走らず

裏道の県道48号を通るようにしています

 

 

ここで これまで通り過ごしていた橋をじっくり拝見

 

高欄が見事に苔むして 素材もわかりにくいですが

おそらくコンクリートではなく 石でできていると思われます

 

 

橋や川の名を確認するため 親柱を見てみましたが 確認できず

 

 

その横にあった 祠にお参りして気づいたのが

花台に刻まれた文字

 

 

なんと 道標代わりになっていました

大峰山への修験者が 道中お参りして 道を確認したのでしょう

 

<右 山上道 左 下市道>

 

ここから更に林間の道を 国道にはない味をかみしめながら走り

地蔵トンネルを抜けてしばらくすると 黒滝森物語村

 

<旧黒滝村役場の建物>

 

そして道の駅「吉野路黒滝」で 黒滝こんにゃくを食べ

お土産に果物・野菜をいっぱい買って 洞川・龍泉寺に向かいます

 

 

 

*******************

 

道の駅周辺の紅葉があまり進んでいないの やや不安が残るものの

河合から「すずかけの道」に入り ヘアピンカーブを抜けた観音峰

辺りは見事な紅葉

 

 

 

しかしこれでも まだちょっと早そうです

 

 

ここから龍泉寺に行きますが その前に腹ごしらえ

 

 

洞川八幡宮の役職をされていたご先祖が 「みやそい」と呼ばれていて

それが店名になったという 川魚やジビエが美味しいお店です

 

 

今回は シシ肉のコロッケや洞川豆腐がついた アマゴの塩焼き定食

注文後に時間をかけて焼いてくださるので 焼きたてで味は極上!

 

****************

 

美味しくいただいたあと いざ境内の駐車場へ

 

 

例年通り 片隅にある銀杏の木が 見事に黄葉していました

 

ここから 池の方に向かいます

 

 

向こうに見える 橋の上でパチリ

 

 

思ったより紅葉が進んでおり 「今が一番いいときかな」と感じました

 

 

今日は 和服を着て来られたグループに出会いました

 

和服姿はいいですね 特に後ろ姿が・・・

 

 

総門前の 池の縁も 真っ赤に輝いていました

 

 

ここでも 三脚を使って パチリ

 

 

*********************

 

ここで 三つの出会いあり

 

<その1>トンボ(おにやんまの産卵)

 

尻の方を池の水中にちょんちょんと浸けて 卵を産み付けています

 

 

尾をふりふり 一生懸命 がんばっていました

 

 

 

<その2>立木のてっぺんに止まって鳴く鳥

 

 

鳥には疎いので 名前が分かりません かなり大型だと思います

 

 

ちなみに 今朝我が家の裏の 老人ホームに来た中型鳥

こっちは どうやら「キジバト」の様です ↓

 

 

似てそうな 似てなさそうな・・・

 

 

<その3>どこかの局の撮影・・・N氏

 

優しく撫でると持ち上がり たたくと重くて上がらない 不思議な「力石」

 

その前に撮影スタッフが集合 よく見ると 父が元有名野球監督の

タレントのN氏  旅番組の収録のようです

 

 

それで 力石を試すことができず 妻が残念がっていました

 

*****************

 

ここから更に奥に入り 「母公堂」に立ち寄りました

ここは もともと 大峰山の荒行に望む役行者が 

自分の身を案じて追ってくる母のために 洞川の人たちに頼んで建ててもらった庵

 

この時期 すでに山は閉ざされているので このお堂も 扉が閉ざされていました

 

 

ここから河原に下り 山上川沿いを散策

 

河鹿の滝(かじか-独特の鳴き声の小さなカエル)が見えてきます

 

 

小さいけれど 岩肌を這う水の流れが 実に美しい

 

 

人がだれもいないので 余計に冷たく感じます

 

 

艶やかな火成岩が美しい流れとマッチして 素敵な光景を生み出していますが

そこに生えた苔に足を取られて滑ると とても危険です

 

 

慎重に歩を進めます

 

この辺りに咲く ツリフネ草

 

 

そして あちこちになる まむし草の真っ赤な実

 

 

林間の道には倒木がたくさんあり みんな苔むしています

雨の多い気候が産み出した 独特の風景

 

 

そんな中に ふと見ると ガラスのカケラのようなものが並んでいます

 

 

これは MIND TRAIL(奥大和心のなかの美術館)というイベントの作品

 

「水・晶」・・・ 握りこぶしほどの大きさで 枯れ葉の上に置かれただけ

心ない人に持って行かれないかと ちょっと心配しました

 

 

↑ こちらは立木のように見えますが 「迷彩の滝行」という作品

 

******************

 

更に進むと 崖や河原の石の様子が 変わってきます

 

 

この辺りは かつては海底だった土地が隆起したので

白っぽい石灰岩がゴロゴロしています

だからこの辺りには鍾乳洞が多く ここ「蟷螂の窟(とうろうのいわや)」もその一つ

ただ修行の場なので 観光化していません

 

 

蟷螂(とうろう)とはカマキリのことで 低い洞窟へ腰を屈めて入っていく修験者の姿が

カマキリの歩く姿に似ていることから名づけられたようです

 

 

そばにある小屋では 数名の方が お祈りをされていました

 

 

この辺り かなり気温が低く 陽の光が当たった木の根からは

湯気が上がっていました

 

 

冷えて疲れた体を癒やすため 温泉に入って 帰路につきました

 

 

素敵な秋の一日でした