(2022年度-No.33)

行った日 : 2022.6.2(木)

ブログ作成日 : 2022.6.6(月)

 

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若狭の海は 穏やかで美しい

 

 

田烏港をあとにして 海岸・湖岸沿いを走ります

 

 

沖ゆく船を眺めながら 知床の海がこんなに穏やかだったら・・・・

と思ってしまいます

 

 

 

しばらくリアス式の海岸線を 縫うように走ります

 

 

世久見(せくみ)湾に浮かぶ島影

ここから世久見トンネルを抜けると 三方五湖のひとつ三方湖(淡水)に

 

 

県道に入り なじみの鮮魚屋(休店)を抜けると

以前はほとんど知られずに 放置されていた 茅葺きの舟小屋に出ます

 

 

 

今は観光資源として整備され 駐車場もできたけれど

気づいて立ち寄る人は 少なそう

 

 

 対岸の梅畑や水田を往来するのに使われた舟を 格納していた様です

 

 

明治から昭和の中頃にかけて この辺りの特産物の青梅を

 敦賀や美浜まで 運んだと言います

 

 

「梅運び唄(梅売り唄)」を歌う女性が 櫓を漕ぎ 櫂をかいていたとか

 

静かな湖面をしばし眺め またスタートです

 

 

海岸線に沿う道は 右に左に 上に下に 

 

 

途中 いくつかの漁師町に出会いながら 走ります

(遊子-塩坂越-小川あたり)

 

 

神子(みこ)と言うこの辺りの地域

春には桜が 今はシナアブラギリが 全山を花化粧

 

 

この先には 常神という集落があり 

神子とともに 神々しい地名が続きます

 

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来た道を戻り 今度は水月湖(汽水)の北岸 

ほぼサイクリングロードのような道に入ります

 

 

両側はずっと 湖面か梅畑

 

 

 

ちょっとした峠を越すと

 

 

目の前が開けて なにやら構造物が ・・・ 堰です

 

 

水月湖(汽水)と日向湖(ひるがこ-海水)を隔てる水門で

水月湖への海水の逆流を防ぎ 周辺の氾濫を防いでいるようです

 

 

扁額には 「嵯峨隧道」と書かれています

 

 

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もうすでに お昼時をまわっています

 

 

秘湯の温泉宿「虹岳島荘」 付近にある キャンプ場跡で

喫茶シフクを開店

 

 

若狭に来たので ここならではの ご馳走を食べたいところ

でも 私の気ままドライブでは いつ・どこで食事となるかは その時次第

 

あえて店に合わせて コースを選ぶことはせず 

うまくいい店に出会えればラッキー程度に考えるようにしています

 

暖かな日射しと爽やかな風を受け 鳥たちのさえずりを聞きながらの喫茶シフクは

日常では決して得ることのできない 至福の私店なのです

 

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次回は最終回、「国吉城と遠敷峠」をお送りします