(2022年度-No.05)

行った日 : 2022.1.26(水)

  ブログ作成日 : 2022.1.28(金)

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蔓延防止等重点措置の実施日前日

和歌山市南部から海南市北部にかけて ドライブに出かけました

下が その行程を表した地図です

 

 

この和歌山紀行 まずは今回から三度に分けて 

「黒江」という紀州漆器の産地として栄えた町を巡っていきたいと思います

 

この町の特徴の一番目を確認できる写真から・・・

 

 

えっ? どこが? なにが特徴?    と思いませんか。 

 

そこで説明板を出しますが 南海方面だけに難解 (*´∀`*)

興味のある方はお読みください

 

 

むかしの家屋地図に 私が赤線を入れてみました

これで 町並みの特徴は わかりやすくなったと自画自賛

 

 

道路に対して 家並みが のこぎりの歯の形になっているのです

 

も一度写真を並べてみますので ご確認を・・・

 

 

ガタガタ ↑

 

松の木があるお家の 玄関前が ぐっとへこんで

三角の空地が見られますね

 

 

次のお家だと そのことがもっとわかりやすい

 

この三角の空地が のこぎり歯状の家並みの証しです

 

ならばなぜこんな形に・・・と思われたら さっきの説明板に戻ってください

*何回もいいますが難解です (*´∀`*)

 

この町の一番目の特徴・・・「家の前が がたがた」

 

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そして この町の二番目の特徴・・・「家の前に丸い物がある」???

 

 

どう見ても これは桶ですね

 

 

個性的な演出が なされています

 

 

シンプルさが すてき

 

 

 

煉瓦にも よくマッチし 違和感がありません

 

 

格子窓には 粋な感じが漂います

 

 

この黒江の町が 室町時代から漆器職人の町として栄え

その漆産業を支えてきた桶を活かした町作りなんですね

 

 

ゴールドクレストが 妙に収まっています

ここで この桶が置かれている下の石積みに注目!

 

この町の三番目の特徴・・・「緑の石がふんだんに使われている」

 

 

華岡青洲(日本で最初に麻酔薬を使って手術をした和歌山出身の医者)が出てきそうな

伝統のある医院の玄関先

 

 

土塀でもいいのに ふんだんに使われた 緑色の石の塀

 

これは紀州に多い 緑色(緑泥)片岩です

 

 

土地の段差解消にも 緑石が使われていて 

様々な模様や形 石組みの多様性が とてもオシャレです

 

この緑色(緑泥)片岩については 勉強不足で詳しくは書きませんが

後で行った 和歌浦で見つけた地層がおもしろかったので載せておきます

 

 

右半分は 緑色片岩の石で造った石垣

左半分は 元々海岸だった所の緑石の自然層です

<玉津島神社の裏道にて>

 

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あと2回 黒江の町について書いた後 

和歌浦から雑賀崎にかけての散策記を 何回かに分けてお送りします