作成日 : 2021.2.4 (2021-No.10)
*******
「♪大阪の海は 悲しい色やね
さよならをみんな ここに捨てに来るから♫」
今回は、上田正樹が歌う「悲しい色やね」からのスタート。
よかったら聞きながら、ブログを見て下さい。
*******
「もっと早く、GoToキャンペーンをやめて、
緊急事態宣言を出してたら、
延長せんでもよかったはずやのに・・・・」
こんな愚痴はやめといて、
今回は二度目の宣言が出された3日後の1月17日、
大阪市内の様子をバイクで見てまわった様子の報告。
道は、市内に入っても流れがスムーズ。
そしてまずは、戎橋筋を概観。
信号でたまった人がこの程度。 ↑
「ミナミの花道」もガラ~ン。 ↓
高島屋前の歩道橋 ↓
大阪の経済、大丈夫かな?
それとも、平日だから?
天保山に行くと、
雀も、ディスタンスを保って行動。
< 余談 > 天保山は、天保2年に安治川(淀川下流)の
底からさらった砂を積み上げて出来た
標高4.53mの人工の山(三角点在り)。
しかし、コンビニで買った弁当のご飯が多すぎたので
少しやると、たちまち密! (雀には、政治も自粛もない) ↑
*******
一度乗ってみたい大観覧車は、
どうやら動いていない模様。
アップで覗いてみると、
平日は、動かしても採算あわない?
天保山大橋に目をやっても、
6車線ある阪神高速の交通量は少ない。
この橋は、下を大型船が通るので
海面から50m上に造られ、塔の高さが152m。
斜めに張られたケーブルをアップで撮ってみると、
ストライプがきれい。
< 余談 > よかったら読んでみて下さい。↓
掲示板の文中の「お城のドン」は、大阪弁で「そら大変」と言うときに使う、
「そら、どんなりまへんな~」の語源となっている。
「時報の代わりのお城のドン(大砲)が鳴らんと、
時間がわからへんよって、大変でっせ」
*******
話を戻して、
時間があるので「天保山の渡し」に乗って向こう岸へ。
この渡しは、本来歩行者や自転車の往来のために
架けなければならない橋の代わり(市営)なので、乗船無料。
安治川から見る海遊館と大観覧車。
はい、お疲れ様でした。
乗務員の方々はとても丁寧な対応です。
この周辺を見てまわると、
大阪市消防局の船が停泊。
乗務員の皆さんが、丁寧に清掃・手入れ中。
*******
ここから中央大通りを抜けて移動すると
異次元の世界に紛れ込む。
この辺り、私が子どもの頃は、「築港(ちっこう)」と呼んでいたなァ。
赤煉瓦の倉庫群。 その周辺を見てまわると、
アメ車が置かれていて、
撮影所のよう。
クラシックバスか?
*******
コロナのことも忘れ(しかしマスクはキッチリしていた)、
しばし異次元の世界に浸った後、
二本の海底トンネルと夢舞大橋を抜け、舞洲へ。
*途中の「夢洲」は、2025年開催予定の万博会場。
舞洲と言えば、
以前もブログに載せた4市共用の舞洲焼却工場。
建築当初、アベックが「○○ホテル」とまちがって来たとか。
ウィーンの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏のデザインだけあって、
発想が奇抜・・・・・。
壁面の赤と黄色のストライプは、
工場内部で燃焼する炎をイメージしたとか・・・。
*******
ここから夢舞大橋を渡ると、ユニバーサルスタジオジャパンがある桜島。
駅は閑散としている。
USJにむかう通路も、人通りが少ない。
見える範囲のUSJには、人影はなし。
コロナの影響の甚大さを、突きつけられる。
< 余談 > 緊急事態宣言は、なによりも
国民の理解と行動(がまん)によって成り立っている。
そのことを政治屋(失礼、政治家)は忘れないで欲しい。
そんなことを考えながら大阪駅前を走ったが、
道路の流れはいたってスムーズ。
改めて、大阪の経済は大丈夫か?
*******
帰路につくが、大川の手前にある「泉布観」に立ち寄った。
明治4年、英国技師ウォートルの設計による、市内最古の洋風建造物。
造幣局の応接所として建てられたようで、
「泉布」とは、貨幣の意味らしい。
瀟洒な姿をした建物から、今にも
パーティードレスに身を包んだ貴婦人が出てきそうだ
レンガ積みで、太い柱に支えられた広縁を巡らす「コロニアル様式」は、
植民地に故国の建築スタイルを残した形式を指すらしい。
当時の日英両国の関係を如実に表している。
ここの横にある窓が気に入った。
大谷石のような凝灰岩から切り出した
レンガ積みの窓枠と要石の形状。
梵鐘や銅鐸を連想させてくれる。
大川をぼんやりと眺めながら、
「4月に入ったら、桜を見に来よう」と思った。
いつも渋滞の蒲生4丁目交差点をスムーズに通過し、
早めに帰宅できた。