ブログ作成 : 2020.1.23(木)
暖冬傾向は、
ついついツーリングに
想いを走らせます。
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とはいえ
上はダウンの革ジャン
下はオーバーパンツで
寒さ対策は万全に。
まずは、
安政地震の津波から
村人の命を守った「濱口梧陵」の
業績を元に建てられた、
広川町「稲むらの火の館」を
訪ねました。
梧陵は、100年後の津波に備えるために、
私財をなげうって大堤防を築きました。
上がってみると
「火の館」で頂いた「歴まちカード」にも
ここの光景が写されています。
当日は、小学生が
社会見学に来ていました。
ここに来るといつも港で
船と一緒に記念撮影。
この穏やかな海が、
大津波を運んでくるなんて、
想像もできません。
安政東南海地震(1854~55)の時の、
この辺りの様子と梧陵の取り組みは、
小学国語の教科書にも取り上げられています。
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次は、広川を挟んだ隣町、
醤油生産で有名な「湯浅」に行きました。
赤いスレート屋根の可愛い駅舎は
新駅への移転で
観光案内所として生まれ変わるそうです。
この辺りは、いつ来ても懐かしい
静かな佇まいのままですが、
季節柄、特に通行人が少なく
寂れた感じさえします。
それでも、観光客を迎える
細やかな気配りは途絶えていません。
今回は、湯浅の「歴まちカード」を頂くために、
甚風呂に立ち寄りました。
湯浅伝統的建造物保存地区内の
この露地に昔からあった風呂屋。
暖簾をくぐると・・・
ちょっと手が入りすぎてるかな。
男湯を覗いてみると
女湯は❤♡❤♬♪
昔の情緒が感じられます。
二階には、ちょっとした生活用品が並べられ、
懐かしい看板も
せんたく石鹸「ビーズ」、憶えてますよ。
前栽には素敵な花が咲いていましたが、
名前がわからない。
続いて、
醤油発祥の地にふさわしい町並みへ
ここ「角長」では、人の手を加えず
麹の力のみで作り出した「濁り醤」が有名。
お土産には、
この「濁り醤」醤油と
太田久助吟製の金山寺味噌を購入。
その後、向かえにある職人倉も見学。
「歴まちカード」には、
醸造風景が写されています。
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ここから海岸沿いを
明恵上人の白上遺跡を通り、
紀淡海峡の見える高台に
穏やかに輝く、
紺碧の海です。
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そうして着いたのが
和歌浦・紀州東照宮。
鳥居をくぐって境内に入ります。
正面に108段ある、「侍坂」。
一段一段踏みしめ、
百八つの煩悩を消していきます。
上からだと、こんな感じ。
煩悩に満ちたわたしには
まだ、数百段が必要なようです。
ここでいただいた「歴まちカード」には、
東照宮の御神輿が写っています。
この石段を下りています。
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ここから数百m海岸側に走ると
玉津島神社と不老橋がある
和歌浦に出ます。
玉津島神社の裏から
急坂を一気に上がると、
奠供(てんぐ)山頂上。
ここからの見晴らしが又いい!
近くは、不老橋・あしべ橋から
マリーナシティにかけて
遠くは、生石高原まで
展望が開けます。
でも、下から見ると
たいした高さではない!
これが奠供(てんぐ)山で、
ちょっとした高台程度。
それでも寒さ対策した厚着のままで
一気に上がると汗が出てきましたよ。
この後、不老橋周辺で記念撮影。
(後ろはあしべ橋)
肥後石工がつくった不老橋は、
藩主が紀州東照宮にお参りするための
「お成り道」に架けられたもの。
欄干の細工は、湯浅の職人の手によります。
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この後、雑賀崎(さいがさき)から
四国方面の眺めを楽しみながら
帰路につきました。
今回の走行距離 : 289Km
*時間があるようでしたら、
2017年4月にこの方面を走ったときの
ブログをご覧下さい。
詳しく書いています。
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