バイクでひとっ走り日記(京都・亀岡の巻)
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                          平成25年8月29日(木)


             
 今年は伊勢神宮の『式年遷宮』と、出雲大社の『平成の大遷宮』が重なる、60年に一度の年で、大変な話題となりました。私は、去年にも出雲の鉄の産地を訪ねる一泊二日の旅に行きましたが、今年も是非・・・・・・。
 
 しかし今回は、「ちょっと島根まで・・・」という訳には行かず、近場の京都府・亀岡にある「出雲大神宮」に行くことにしました。
 
 亀岡までは、いつもなら阪神高速で池田まで行き、あとは国道423号を使うのですが、今回は大阪府茨木市から山中に入り、県道バイパスを通って京都府の亀岡に2時間ほどで到着。そこから10分そこそこ走ると「出雲大神宮」!
 パンフレットには、「丹波國一之宮-日本一の縁結び」と書かれています。
 もちろんここの祭神は、古事記や出雲風土記でよく知られてた因幡の白ウサギのお話に出てくる慈愛に満ちた優しい神様、「大国主命」です。
 
 
<山自体がご神体の出雲大神宮>

 実は、奈良県桜井市にある大神神社も大物主(大国主の別名)をお祭りしていますが、ご神体は三輪山です。
 それと同じようにここの神社もご神体は、後ろにそびえる御影山。だから、ここに上がるには、社務所に届け出て白いタスキをもらい、首から掛けて写真のような鳥居を二つくぐっていきます。
 
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 山の中腹のうっそうとしたとこには、ごつごつした大岩がいくつもあります。中には、しめ縄の巻かれた岩もあります。いわゆる磐座(いわくら)です。
 
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 この磐座のある場所から上には、入山禁止となっていました。昔の人達が感じ取った山に対する恐れと畏敬の念が、今なお大切に引き継がれているのだと、感心しました。
 
 
<付近は岩がいっぱい>
 
本殿の後方には、様々な岩がたくさんあります。
 
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                         <本殿裏の磐座>
 
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                         <古 墳>
 
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                       <舟 岩>
  饒速日命(にぎはやひのみこと)が高天原から乗って降臨したことで有名な「天磐船(あまのいわふね)」になぞらえて祭ってあるのでしょうか?

 
<水も豊富>
 
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                   神体山から湧き出る水が作った「御陰の滝」>
 
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 幸福を呼ぶ「真名井の水」ということで、遠くから水を求めてこられているようです。

 <立派なしめ縄>
 
 境内を歩いているといくつものお社に巡り会います。その中でも特に目立ったのが、お社に比してとても大きなしめ縄を飾った二社。まるで、出雲大社のそれのようでした。
 
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                      <稲荷社>
 
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                <崇神天皇社>



 「出雲大神宮」を後にして、「水鳥の道」と呼ばれる県道に面した東屋に到着。
 台風の影響で風がかなりありましたが、ボンベでお湯を沸かし、ドリップコーヒーを入れました。
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 水面を静かに飛び交う鳥を見ながら、サンドイッチを食べてコーヒーを飲む。
何とも言えない素敵なひとときでした。

 
 この後、少し山手の道を走っていくと、なんとそこに、こんな地名が!!!
 
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 「出雲」です!
 先ほどの出雲大神宮のある集落の名前なのです。
 ここの家並みは、茅葺き屋根があり、白壁の土蔵があり、掘っ立てのような壁にへばりついた倉庫があり・・・と、隠れ里的雰囲気を未だに残してくれていました。
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 民家のお庭からは、案山子の女性が現れてびっくり!
 でも、黄コスモスが咲き、季節がぐっと進んでいることを実感しました。
 
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 そういえば、稲も穂を垂らしてきていました。
 
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 帰りは、少し寄り道をしたあと、高槻市に抜ける山中を走りましたが、秋の風が全身を包んでくれる、爽やかなツーリングでした。
 
<予 告>
 
 地名の「出雲」は、桜井市にもあります。
 このことについては、別項でまたブログアップしま~す。
 そのときには、また是非読んでください。