パナミントスプリング(117キロ地点)を出たら、そこから先は車の停車禁止区間がありました。
路肩が一部狭いので、停車すると危ないようです。
この区間はサポートクルーの岩本氏、理奈さん、稲嶺さんと並走しました。複数で走るのはとても楽しかったです。
ここで木曽選手に抜かれました。木曽選手は上り坂でも走っていました。

結構な急坂もありましたが、標高差1000mの登りも問題なくクリア。少し疲れがたまっていました。


18時間45分でダーウィーン(145キロ地点)に到着しました。
ここからローンパイン(ホイットニー山のふもとの町)まで約50キロ。やや下り傾向の道です。

170キロ地点の写真。ここはアブが多発していて、何度か刺されました。
かなりしつこくアブに追い回されました。

レース前の目標は、ローンパインまで走ることだったのですが、
170キロ地点を過ぎて、程なく走れなくなってきました。
サポートクルーの稲嶺さんが並走してくれて、良く励ましてくれたおかげで時々走れました。
途中、ローンパインにあるホテルにチェックインするために、サポートカーが1時間ほど離脱。
その間、水がなくて干からびそうになりました。
満身創痍で195キロ地点のローンパインに到着。

赤矢印の地点がローンパイン。ここから標高差1500mの登り。

登りの道では、川の水が轟音となって聞こえてきました。
真っ暗なので見えないけども、大きな川があるようでした。
ただ、2晩目かつ疲労困憊のなか、真っ暗な道を進んでいたので幻覚なのか本当なのか、目を開けているのか閉じているのかも良く分かりませんでした。
ひたすら登りを歩いていました。
周囲の選手よりも疲労していたのか、3名の選手に抜かれてしまいました。
レース前「私エナジードリンク飲まなんです」と言っていて、実際飲んでいなかったのですが、
この時の眠気があまりにもつらかったので「1本飲んでみたい」と言ったら、「クルーがすべて飲んでしまった」とのこと。
クルーがとても大変な仕事であることを実感しました。本当にありがたいです。
そのうちだんだん夜が明けてきて、周囲の景色が良く見えるようになってきました。
ゴールはどこにあるのか、周囲の山々を見ても良く分かりませんでした。
周囲を見渡してもホイットニー山がどの山なのかも良く分かりません。高い山が連なっているので、似た標高の山が沢山あるのです。
ゴールまで後30分くらい・・というところで呼吸苦が出てきて、腹痛もでてきました。おそらく高山病です。
ただ、ゴールまであと少しだということは分かっていたので、気力で歩き続けました。
気温も下がってきてかなり冷えたので、シャツを二枚重ねて着ました。

ようやくゴール。ビデオで見返しても走っているつもりなのに歩いているのかのような速度・・
最後まで出し切ることができたと思います。

クルーの皆さんにも本当に感謝です。
ゴールタイムは32時間39分3秒、21位でした。
練習はそこそこ頑張ったつもり・・でしたが、まだまだ足りなかったようです。
もう少し練習を頑張ってリベンジしたいな、と思いました。
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