コミックマーケット86で発行した本の補足説明です。

お持ちでない方はスルーしていただけたらありがたいです。

ZERO表紙


今年2014年はLUNAR2発売から20周年、ということもあって、夏コミ申し込み後にはLUNAR2本を出そうと決めていました。(いつもはLUNAR1本を作ったあとに描いていたので、っていうのもあります)

何を描こうかさんざん悩んで思いつかず、一番最初のルーシアとヒイロの短編以下は、ずっと避けていたニコニコの実況を参考にしてつくった漫画です。


プレイ実況については実はずっと抵抗あったのでほとんど見に行ったことはなかったのですが、あまりにゲーム内容を忘れすぎているので、やむを得ず参考にさせていただきました…。

おかげで、あの感動を味わった直後の自分に少し戻れた気がします。

やっぱLUNARはいいなあ、とふり返ることができました。最高だぜ!


ちなみに参考にしたのはリメイク後、つまりEBなので、あくまでメガCD版じゃないと! という方には、とくに星竜のあたりが受け付けないかもしれません。スミマセン。




●表紙

下塗りの状態まではずいぶん前に描いてはいましたが、内容自体がが締め切りのひと月前でもまだはっきりしていなかったので、ギリギリまで描き直そうか悩んでいました。

実際、ヒイロ君剣持っているけど剣の出番ないでしょ? ルビィもヒイロのそばにいないでしょ?

でも結局時間がなかったので、描きなおしすることなくいきました。内容に沿っていなくてごめんなさい。

タイトルは、一番最初の短編のタイトルが「ZERO」だったので、そこからとりました。



●口絵

今回口絵が2枚入っていたことに、わたし自身が驚いています。

印刷所の早割パックの特典で口絵が無料になる、ということで、おもわず時間もないのに飛びついてしまいました。

なので、短期間で仕上げたカラーです(表紙も含め)…。

こっちは内容が固まってからの描き下ろしなので、表紙詐欺の分、どーにかこうにか。内容に沿った絵にしました。

ただ、時間があまりなかったので顔アップ絵になってしまいました…。もうちょっと書き込みたかったです。


●本文

わかりにくいかもしれませんが、5本の短編で構成されています。内容はつながるように、かつルビィたちの漫画は小休止用に描きました。

どうせこうなるなら1本の長編で書けばよかったと思うのですが、1本描きながらもう1本追加し、の繰り返しで作っていった本なのです。昼はアナログ原稿、夜はデジタル作業、のサイクルでやっていたら、本来はもっと薄い本になる予定がいつのまにか50ページ越えていました。

最初の短編も、もとのネームと別のネームを足して二で割って描き直したもので、締め切り一ヶ月前でもどんな本になるのかピンと来ないという、かつてない惨状に…。

中身も、コマと絵がしっくりこずに、何度も描き直した箇所が数カ所あります。

どうにかこうにか、描けてよかったです。今回の作業はかなりしんどかったです。


中身については細かく言い訳したい書きたいのはやまやまなのですが、LUNAR2のEDに関わる内容なので、しらない方に見られるとアレなので、割愛とさせていただきます。


で、短編の合間合間に挟んだ反転絵のもとが↓です。

ZERO12P反転絵
12ページ目


ZERO18P反転絵
18ページ目



ZERO36P反転絵
36ページ目



ZERO40P反転絵
40ページ目


奥付のページも漫画の一部です(これが一番わかりにくかったかも。すみません…)

これでたぶんGARDEN GARDENから本という形式のLUNAR2ものは出すことはないと思いますが、

思いっきり描きたいことは描きました。満足です。

昔出した「ETERNAL」というLUNAR2本と内容がかぶっていますが、もともとはこれにつなげようと描いていた部分もあり(脇道それてしまいましたけど)、昔の本をご存じの方にはちょっと申し訳なかったかなあ、と思いつつ。


●おまけコピー本

 本編では描けなかったことを4コマ形式で書きました。

 起承転結? ギャグ? なんですかそれは

 ギリギリ間に合いました。よかったです。

 コピーはデータ持ち込みでコンビニコピーできることを知ったのですげぇ! いまのコンビニコピーすげぇ! と心底思いました。

 でも製本まではやってくれないので、コピーはやっぱりしんどいしもう二度とやりたくないです。

 なんで中綴じにしなかったのか。それは十数年ぶりのコピー本だったからで気が回りませんでした。うう…

 この本は蛇足なおまけであってもなくてもいいようなやつですが、ちょっとでも喜んで見ていただけたなら嬉しいな。




以上です。お手にとっていただいてありがとうございました!

LUNAR2の漫画は次、アンソロ本にて!

あとは来年に以降になると思いますが、描いたらpixivなどで公開するかもです。

その時はよろしくお願いいたします。