都市農業 ぶっちゃけブログ 農業って儲かンの? -47ページ目

『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた/講談社

¥1,260
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ノーベル賞受賞の翌日に発売させれiPS細胞の京都大学山中伸弥先生の自伝。

帯にはすでに「ノーベル賞受賞!」と書かれているから、なんと用意の良いことだろう。

裏には「やさしい語り口で、中学生から読める」とも謳われているとおり、難しい言葉を使わずに分かりやすく書かれている。


○○ができたらノーベール賞もの!というフレーズは日常に使われるが、

リアルにノーベル賞ものの発見をするというのはどういう心境なのだろうか?


科学の世界では「ネイチャー」「サイエンス」「セル」といった科学誌に投稿し、世界各国の学者がそのスピードを競っているらしい。


一番印象的だったのは山中先生の研究チームの若さ。

山中先生本人が50歳でマラソンを4時間半で走りきる若々しさも去ることながら、
今回惜しくも共同受賞を逃したが、山中先生が

”「ほんまはこいつ賢いんちゃうか」”

と語る共同研究者の高橋和利君は35歳。
(自分より年下じゃないか…)


iPS細胞、再生医療はまだまだ実用化に向けては課題が山積らしいが
それでも、夢のような研究だ。

人類は不老不死をも可能にしてくれるのではないかとも思えてくる。


ノーベル賞はキューリー夫人のように2回取る人もいるようだから、
2度目の受賞も狙ってほしい。


最近のマスコミ報道は読売新聞の大誤報に端を発した妄想日記の方が取り上げられてばかりいるが、読書の秋、たまにはこういった面白い本を堪能したい。



娘の野菜売場見学

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秋の大根、収穫がはじりました。

(かつては築地市場に出荷するほど作ってたんですが、相場の低迷で直売用のみとなってしまいました。)

さて、今日は娘の小学校の社会科見学でヤオコーと直売所を見に来るそうです。

と言うわけで、今日の売り場はいつもより気持ち山盛り目に出荷。

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写真も新しく作り直してもらいました。


子供たちの今朝の持ち物は500円と水筒、おしぼり、敷物。

惣菜コーナーでお買い物して皆で公園食べるそうです。

面白そう。今って色々な授業があるんですねえ。




iPhoneからの投稿

はだしでいもほり

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観光芋掘りのシーズンが本格化してきました。

今月いっぱい、尾崎ファームでは子供たちの賑やかな声が毎日響き渡ります。

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今日来ている北区の幼稚園では、毎年裸足で畑に入って芋掘りをしています。





iPhoneからの投稿

新鮮っておいしいの?

「野菜と魚は新鮮な方が美味しいけど、肉は腐りかけがうまい!」

と聞いたことがあったけど、今朝はその意味を理解しました。


テレビでやまけんさんの「ドライエージングビーフ」についてやっていて

とっても旨そう!

ニューヨークが本場のようですが、これは流行るかも。


さて、うちも直売野菜農家ですから普段は「採れたて新鮮!」をアピールしてるわけですが

全ての野菜がとれたてが美味しいとは限りません。


例えばじゃが芋。

春先に掘ったじゃが芋を冷蔵庫に入れておくとデンプンが糖質にかわり甘くしっとりしてきます。

特に顕著なのが「インカのめざめ」という品種。

まるでさつまいものような食感。

今週より「熟成インカ」として店頭に出し始めました。

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それからさつま芋。

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こちらは「安納芋」という品種。

先週から掘りはじめました。

本場産地の種子島では1ヶ月半ほど貯蔵してから出荷するそうです。

もう少し冷え込んでくる季節に、焼き芋にして食べると最高です。


というわけで、必ずしも新鮮=おいしいとは限らないんですね。

ああ、ドライエージングビーフ食してみたい。



『激安のからくり』

「激安」のからくり (中公新書ラクレ)/中央公論新社

¥777
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もう2年以上前に発行された本だけど、著者は先日急逝された流通ジャーナリストの金子哲雄さん。


第1章では「激安」の現場を紹介。

特に印象深かったのは100円のハンバーガーのからくり。

世界的な外食チェーンが原材料の調達コストの削減のために取り組んでるのは、

カーギル社などの穀物メジャーと手を組み、人工衛星を飛ばして宇宙から「余り物」を探しているという。


また魚の値段のからくりでは、漁師の手取りは店頭価格の4分の1ということや、

日本の水産会社は「マルシップ制度」というものを導入し、日本人は管理者だけ、海外の人の労働力を利用しているそうだ。

(いつか農業もそういう道をたどるのかもしれない。)


第2章では「激安」の人物史として、

山内氏(ダイエー)、鈴木氏(イトーヨーカドー)、柳井氏(ユニクロ)、安田氏(ドンキホーテ)を紹介。


第3章では「激安」のこれからについて語られている。


筆者は「激安」や「安売り」を片方で応援する一方、

そろそろ「激安栄えて、国滅ぶ」を本気で心配しないといけない時代にさしかかっている、

と指摘。心に響いた。



さて、自分たちが自由に値段をつけられる農産物直売所でも、野菜を安く売るべきか、高く売るべきはよく議論のタネになる。

(直売所コンサルタントの方のでデータによると、安売り競争を進める直売所の方が廃れていく確率が高いという現実があるそうだが。)


何が正解というのは無いのかもしれないけど、これからも続くであろうグローバル化による激安
の波にどう立ち向かっていくか、考えさせられた。