「日本農業の真実」 | 都市農業 ぶっちゃけブログ 農業って儲かンの?

「日本農業の真実」

昨日は人参が安い!というエントリを書いたのだけども、
コメントにて北欧のフィンランドの野菜の価格について教えてもらうことが出来ました。

(ペガさんありがとう)

ちょっと調べたら(ググった程度ですが)
ノキアなどハイテク産業で有名なフィンランドで
しかも寒くて農作物育たないだろという勝手なイメージでしたが
GDP比や就業人口比で見ると日本と同等かそれ以上の農業国ということがわかりました。

しかも、寒さが厳しい→虫や病気が発生しにくい→農薬を使わなくてもOK

ということで、有機野菜が盛んということらしいです。

フィンランドの農林水産業


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今日は、ちょうどいい機会なのでざっくりと日本と欧州の農業政策について書きたいと思います。

国内農業を守ろうとする時、農業政策には大きく分けて2つの方法があります。


1つ目は「価格支持」と言って農産物の価格を一定水準に押し上げ農業を保護する政策。

差額分の高い値段を払うのは消費者ですから、消費者負担型農政とも呼びます。

今までの日本のやり方です。

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2つ目は「直接支払い」。市場に介入せず国から生産者に直接補助金を払う政策。

財政負担型農政です。

ヨーロッパやアメリカのやり方です。

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(一つ誤解されやすいのは、一口に農産物と言ってもコメから野菜、果樹、花など多岐にわたりますが
 日本の場合、補助の対象になるのは主にコメ。野菜、果樹、花などはほとんど保護されてません。)


どちらの政策も一長一短(いや百長百短とでも言うべきほど複雑な背景が)あるのですが、

今後は日本も欧米型の直接支払い政策に移って行くと予想されます。


EUの場合、1992年のマクシャリー改革により価格支持から直接支払いへ切り替えられました。

その後も1999年のアジェンダ2000、2008年のヘルスチェックという点検作業を行ってきていて、

改革の持続に向けた意思を確認することが出来ます。

この間、迷走を続けてきた日本農政ですが、EUの農業には見習うべき点があるかもしれません。





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