斎藤一、尾関伸嗣、仕事そして役割。 | 尾関伸次オフィシャルブログGenkiVox@oze.
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新選組の撮影、今日、いよいよ最大の佳境。
 
観てくださってる方、ありがとう☆
 
ここまでの放送では斎藤一はまだまだ活躍が足りませんが(←頑張れ、俺)、少しずつ活躍する場面が出てくる事を約束します。とは言っても「血風録」はゲストと沖田、そして副長中心に展開するドラマ。やから俺はそれをさらに味付け、支える仕事で輝けたらな。
 
 
仕事という言葉は俺が演じるにあたって大事にしているキーワードの一つ。
 
斎藤一研究で知られていた赤間倭子さんの本の中に同じく斎藤一の会会員の方が寄稿されていた詩。 
 
 
※※※※※
 
「仕事」須田厚子 
 
俺は
 
あんたを嫌いなわけじゃない 
 
憎んでいるわけでもない 
 
なのに 
 
俺はあんたを裏切るんだ 
 
あんたは何故?と聞くだろうか 
 
それでも 
 
俺はそんな呟きの猶予も与えずに
 
裏切る
 
仕事だよ、役割だよ
 
そうやって自分にとっての正義に
 
俺はかろうじて
すがるのさ
 
※※※※※
 
 
別にこの詩を唱えた瞬間に原田演じる武智さんのように無茶苦茶に殺陣が巧くなる訳でもない。辻本の様にイメージピッタリの沖田に、斎藤もなれる訳ではないかも知れない。しかも今やってる世界は史実とはまた異なる司馬さんの人間群像ドラマ。他で描かれる斎藤一とは異なる部分もある。当然に。左右田さんが演じられた斎藤一には遠く及んでいない。
 
 
ただ、この詩は俺の血の温度を上げる。斎藤一になった気分にさせてくれる。そこに尾関伸嗣を通せば完成する。
 
いや、完成は程遠いのかも。そんなシンプルには行かないし、シンプルかも知れない。
誰も斎藤一になることは出来ないし、誰でもなることもできる。……かも知れない。
 
って思う、そんな詩だ。
 
今年始めに会津、七日町にある墓前に参った時の話、
 
先の詩を拝読したときと同様、、以上のそれを感じた。
 
雪積もる墓前に手を合わせたとき「感動して涙が出るとか」って事さえもチープになるヒリヒリした感覚。
 
俺は一つの詩や墓前にいって空気を感じること、それこそが今回の役の為の第一歩であり、時間が経った今でも幹になっていてくれているものだと思う。
もちろん基礎や殺陣は当然できてないとあかんけどね。使った時間は何一つ無駄ではない。
 
それこそが俺の仕事で役割。 
 
3年後の自分へ…
 
この感覚を忘れるな。
 
なんか支離滅裂な雑記やわ。
 
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