ちょっとトクする税金の話~個人事業主の消費税(1)振替納税
先日、お客様から「税務署から消費税の件で手紙が届いてるんだけど、何?」
という問い合わせがありました。
(税務署から手紙が届くと、なんとなくイヤみたいですね。)
中身は、「振替納税に係る預貯金口座のご確認」と簡易課税制度の届出のチラシでした。
消費税の免税点が1000万円になったことで、
平成17年分から課税事業者になる個人事業主の方が多いと思います。
振替納税は、税務署側からすると確実に回収できる(可能性が高い)というメリットが、
納税者側からすると、ひと月ほど納税に猶予ができるというメリットがあります。
毎月、消費税貯金をしていれば問題はないのですが。
(ちなみに、平成16年分については、本来の所得税の振替日は、平成17年3月15日、
消費税及び地方消費税の振替日は同年3月31日でしたが、それぞれ4月19日、4月26日でした。)
手続等、詳しくは国税庁HP でご確認を。
今まで、申告所得税を振替納税されていた方で、
今年から消費税及び地方消費税の課税事業者になった方は、
これを期に消費税に関しても振替納税の手続がされているか、
確認してみて下さい。
さてさて、もうひとつのテーマ、簡易課税については、
今年中に届出を出すか出さないかで納税額に差が出ます。
この話は後ほど!
「フリーター五右衛門」
…というタイトルらしいです。神田昌典先生 の連載小説。
いままで書いてきたビジネス書では、どうしても抜け落ちてしまうところを物語を通じて表現できることがうれしいとのことです。
その「抜け落ちてしまうところ」の説明が、以下の引用です。
結局、ビジネス書って、「あなた、こうやりなさい」「こう、考えなさい」とノウハウを与えるものでしょう? 確かにノウハウやハウツーも大事なのだけど、それは一時的な効果でしかない。ほんとうをいうと、そういうノウハウの実践を通じて、それぞれ自分本来の生き方に出会っていくからこそ、永続的な実力がつくんだと思うんです。
ノウハウは指針にはなるんだけど、結局は、それをどう考えて、どう自分に応用するかがとても大切。だから実践していくうえでは、当然、葛藤とかあるし・・・。現在の価値観で正しいと思えることを、やっていると、将来の価値観では最悪の結果をもたらすことさえあるわけだから・・・ほんとに、ひとりひとりがきちんと考える能力が必要な時代だなー、と思うのです。その辺のギャップをね - ハウツーの分かりやすさと、自分で考えることの大切さを、私なりに埋めようと思って、物語を書いています。
(ブログ『神田昌典の、毎日が奇跡!』2005年9月20日「近況報告ね!」 より引用。)
神田先生、本当にタイムリーです。
まさに今、自分が置かれている状況がここだと思います。
つまり「自分本来の生き方に」出会う「葛藤」の最中。
うまく言えないけど、はらわたにまで落とし込んだビジネスをしなければいけないんじゃないかな、
って気がしています。
ちょっとキツイ時もあるけど、神田先生のこうした文を読むと、
自分の直感を信じて頑張ってみようかな、と思えます。
ということで、「フリーター五右衛門」、楽しみにしています。
ちなみに連載される媒体は、PHPの文蔵という雑誌 だそうです。
神田先生といえば、メルマガ「神田昌典365日語録」をもとにした新刊が出るみたいです。
こちらも楽しみですね。
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