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今日は人に会いたいんだか、会いたくないんだか、実はよく分からい日でした。

少し逃げたくて、ずるくて。

事務所のレッスン。
もらった台本が自分の様で泣きたかった。

終わって、富樫森監督(「非バランス」「鉄人28号」「天使の卵」など)のトークショーに行きました。

富樫監督は四月に、ワークショップで私を指導してくれた監督です。
その打ち上げの日、私達生徒はトークショーに行く約束を監督としました。

たったの四日間、限られた時間、私達に向き合い、語りかけてくれた人に、なんだか今日凄く凄く、会いたかった。


下北沢シネマアートンでは、今は亡き、相米慎二監督(「セーラー服と機関銃」「魚影の群れ」「台風クラブ」など)の作品達を上映中です。

富樫監督はデビュー前、相米監督の助監督でした。
映画人に愛され尊敬されて、今でも語られる相米監督。
榎戸耕史監督、俳優の佐藤浩一さんも自ら、相米監督を語るトークショーに駆けつけました。

終わって榎戸監督と富樫監督と皆で飲みに行きました。

相米組について熱く語る彼ら。
信じられないエピソード。
夏目雅子という女優。
役者を役の顔にさせるまで、放置した相米監督。
それを守り抜いた当時の助監督達。
相米監督の精神を何処かにいつも持って、映画を作る監督や役者。

今日ここに居れて良かった。

映画って凄い。なんなんだろう。

仕事の事で落ち込んでいるのに、仕事の事で励まされる。

今日見た映画に、今日聞いた映画の話に、励まされた。

今日のシーンに、今日の話に、嫉妬する位愛しくなる。