「憲法96条改正を目指す議員連盟」、一院制への移行

本日は憲法96条改正を目指す議員連盟についてご報告させていただきます。

ご承知のとおり、憲法96条は憲法改正の手続を定めておりますが、憲法改正にかかる国民投票の発議要件は「衆参両院の3分の2以上の賛成」と大変厳しいものとなっています。

これを3分の2から過半数に引き下げようというのが、この議員連盟の目的です。

民主党の議員連盟の会長には私が就任し、さらには自民党、国民新党等を含めた超党派の議員連盟も設立することになりました。

きたる6月7日、第一回の設立総会を「憲法96条改正原案の国会提出」というテーマで、憲政記念館にて開催いたします。

是非とも皆さんにもご関心をお持ちいただければと思います。

この改正に関して一言だけ申し上げておきたいのは、この議連はいわゆる右や左といった立場とは無関係な、完全に中立な立場から、96条改正を目指すということであります。

政治がなかなか大事なことを決めていくことができないという状況にあって、96条を改正し、時代の変遷に合わせて憲法改正ができるようにしようという立場です。

実はかつて、「新憲法試案」という憲法改正案を、鳩山由紀夫さんと一緒に作成し、出版もさせていただいたことがあります。

この試案でも、基本的な価値観に関する規定と統治機構に関する規定のうち、後者については改正の要件を緩和することで、国の仕組みを時代の変化に合わせて改革していけるようにしようという提案させていただきました。

また、議連の活動とは別に、一議員としての思いを述べさせていただきますと、政治が大事なことスピーディに決めるためには、衆参を統一して、一院制の議会を作るべきであるというのが私の目標です。

ねじれ国会という状況にあって政治が大事なことを決めていけないという現在の状況を打破するためにも、衆参を一体化させ、一院制に移行するのがベストであると考えております。

どうか、引き続き、皆さんのご声援をお願いいたします。
有り難うございました。