戦後、日本人が手にしたのが新憲法。

当時、記念歌詞を公募しているようです。

入選作の一つ。


犬死にでなかった

証拠にや

新憲法の

どこかにあの子の

血がかよう


犠牲者たちの血が通う、今の私たちの゙新憲法゛になるだろう。


と締めくくられています。


途方もない犠牲の末に生まれた平和憲法。


最愛の人の死をせめて意味あるものにと願う、

〈あの子〉の親の慟哭が、たしかに、聞こえてきます。



※中日新聞朝刊『中日春秋』2011/03/24を参考にしています。