【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog -2ページ目

【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F

 

10代男性
【主訴】 

ハムストリングの肉離れ






【問診】


陸上競技(100Mハードル)を専門にしている。

数日前に走っているときに「なんかおかしい…」と、違和感から始まった。




セルフケアはしていたが、ある日『ピキッ!』という感覚が走る。


時間経ち、だんだん痛みが増してきたそうです。




過去にも同じ部位を何度か肉離れしたことがある。
部活では軽いジョギングもできず、現在リハビリを行っている。




大会も近いのでまずは走れるようになりたい。
国立おざわに来ている患者さんからのご紹介で来院しました。




【視診・触診】


皮下出血も無く、

見た目でわかるような異常は見られなかった。
触診では、半腱様筋の一部が硬結化していた。



【治療】


過去の肉離れによって形成された半腱様筋の一部硬結化が今回の肉離れに繋がったと判断。



患部を中心に治療を開始するとともに、硬結化した部分を外科的に鍼治療にて集中的に刺鍼した。




 





【治療結果】


1回目
鍼がトリガーポイントに当たるとローカルトゥイッチがみられた。
響く感じも強く、本人も効いている感覚がある。

2回目
10→3
痛みもだいぶ良くなり、ジョギングできるレベルになった。
まだ強度を上げる練習はできていない。

3回目
3→0
スピードを上げて走れるようになった。
大会に向け練習ができるようになった。
自覚症状は無くなったが、硬結は残る。

今後の陸上人生の為に来院時はケアを集中的に行っている。


【肉離れの本質をOZAWAが語る】


肉離れはスポーツの怪我の中でも多い疾患の1つです。


発症原因として、
①体が温まっていない状態(ウォーミングアップ不足)
②運動後のケア不足
③無理な動き(急な方向転換、ジャンプ、ダッシュ、ストップ)
④疲労の蓄積
などが挙げられます。(当たり前ですが…)
むしろそれらをしっかりしていても起こるのがアスリートの肉離れです。



実は、、、
肉離れの疼痛自体を取ることはさほど難しいことではありません。

1度損傷で3回程度、2度損傷で5回程度の治療で疼痛は取れます。




肉離れは『筋線維が切れた状態』を言います。

1度損傷~3度損傷があり、鍼治療の適応は2度までです。(基本的には)



3度損傷(完全断裂)の場合は外科的な処置をしてから鍼治療を更に行うことが望ましいです。



鍼治療をしていて『この場所、過去に肉離れしたことありますよね?』と聞くと『なんで分かるの?』…というほど、『自然治癒した筋線維』…というのは硬結化しています。




破けた筋線維は修復の過程でふさがるのですが『筋組織に似た組織』で修復されます。



つまり『元通りにはならない』というのがポイント。

『周りの筋組織に近づけてあげる』というのが再発予防になるのです。




もっとも効果的なのが『鍼で外科的に患部を突く』ことです。




患部を突くことにより微細な損傷を引き起こします。

硬結化したポイントは少しずつ周囲の筋組織と馴染んでいくのです。




肉離れは鍼治療が最も効果的であると断言できる外傷の一つです。





【株式会社 one page】🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 院長・代表取締役 小沢 国寛




国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】




【書籍】首コリ治療で世界が変わる!病の本質「トリガーポイント」を鍼で打ち抜く【扶桑社】



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